松田氏の視点でドラフトを予想。果たして各球団の思惑は…(C)CoCoKARAnext

 2023年のドラフト会議10月26日に行われる。毎年、若き有望選手獲得を巡ってさまざまなドラマが生まれてきており、今回も投手を中心に各球団の1位指名候補予想などが各メディアにより伝えられている。

 今年のドラフトは大学生投手が「豊作」とも言われるなど、候補選手では即戦力クラスの実力者の名前が並ぶ。すでに広島、西武は1位指名を公表するなど、本番当日を前にしてはやくも有力選手獲得への「駆け引き」も行われ、ファンの関心は高まり続ける一方だ。

 そして、もちろん、球界関係者も今回のドラフトには熱い視線を送っている。ソフトバンクと巨人で通算1832安打、301本塁打を記録し、今季限りで18年間の現役生活を終えた松田宣浩氏が自身のYouTubeチャンネル『松田宣浩の熱男魂!!』の中で、12球団の1位予想を行っている。

 今年は多くの有望な大学生投手が並ぶ中、4球団の1位候補に挙げたのが細野晴希だった。松田氏は、サウスポー投手であることを強調。「DeNAでは今季、東(克樹)投手が活躍しました。さらにもう一枚、左を獲るということも戦略だと思います」と語っており、古巣ソフトバンクの1位予想にも「和田(毅)さんに次ぐ左投手として、色々なことを学ぶことができる。活躍への近道となるのでは」と期待を寄せた。

 阪神、ヤクルトで1位に予想し、広島も指名決定を公表した常廣羽也斗への評価も高い。松田氏は「リーグ優勝した阪神は、確実に大学No.1右腕を狙ってくるのでは」とコメント。さらにヤクルトの予想にも「青学大出身ということもあり、神宮のマウンドで投げている。ヤクルトはこれまでも東京6大学出身選手を獲得してきた」と理由を示している。

 さらに、唯一の高校生として、オリックスの1位に挙げた前田悠伍には「スピード感よりもキレで勝負する投手」と投球スタイルを分析。「宮城(大弥)投手のような活躍をしていくのでは」と印象を述べた。

 また、楽天1位予想の西舘勇陽については花巻東高校出身であることを理由として、「選手は出身地に近い環境で、より能力を発揮できるケースも少なくない。球団にとっても、地元が本拠地に近い選手を指名することもドラフトでは選択肢の一つ」と語っている。

 動画後半では「熱男注目枠」として、自身の後輩にあたる草加勝(亜細亜大)、大学生野手として廣瀬隆太(慶応大)、さらに「内野守備は1番」と高い評価を送っている辻本倫太郎(仙台大)等、大学、高校、独立リーグからの有力候補も紹介している。

 果たしてドラフト会議当日、各球団がどんな選手を指名するのか。将来の球界を担う、若きプロ野球選手誕生の瞬間はもうすぐだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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