ニュースの概要
・最新バージョンのOS「PowerMaxOS 10.1」が、ワットあたり最大2.8倍のパフォーマンス向上、最大82%の温室効果ガス削減、最大20万7,000ドルの電気料金削減を実現
・「PowerMaxOS 10.1」は、ゼロトラスト アーキテクチャーの機能強化によって、お客様のサイバー レジリエンス強化をサポート
・予測分析を活用した新しいAI主導の自律ヘルスチェック機能が、ストレージ最適化できる可能性のある箇所をピンポイントに特定し、生産性向上を実現

2023年10月25日
デル・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル・テクノロジーズ、URL:https://www.dell.com/ja-jp )は、ミッション クリティカルなワークロードのためのモダン高密度ストレージである「Dell PowerMax」の機能強化を発表しました。最新バージョンのOSである「PowerMaxOS 10.1」を投入し、ソフトウェア主導のイノベーションをさらに進化させました。今回アップデートしたソフトウェアによって、ストレージの効率性の向上とサイバーセキュリティーの強化が、これまで以上に容易になります。また、優れた柔軟性によって、新たなビジネス ニーズに対応するために、容量とパフォーマンスをシームレスに拡張していくことが可能になります。


画期的なストレージ効率を実現:
企業は、二酸化炭素排出量の削減、エネルギー効率の向上による運用コストの削減、ストレージ インフラストラクチャーが環境に与える全体的な影響の軽減に引き続き注力しています。「PowerMaxOS 10.1」は、よりエネルギー効率に優れた持続可能データセンターを構築することができるように、以下の新機能を提供します。

・利用状況に基づくリアルタイムの電力および環境モニタリングとアラートラック上のすべてのコンポーネントの消費電力は、ラックの温度・湿度と同じように、電圧、電流、周波数を監視することで、お客様は高度な情報に基づく意思決定を行い、電力の利用の最適化が可能。

・動的なデータ モビリティー:ワークロードを別のアレイに振り分け、リソースを最大化することが可能。

・新しいオープン システム向けの5:1データ削減保証(*1):データの重複排除と圧縮技術を強化。

・ワットあたり最大2.8倍のパフォーマンス向上(*2):最大20万7,000ドルの電気料金削減(*3)、最大82%の温室効果ガス削減(*4)が可能。

サイバー レジリエンスの強化によりゼロトラストの導入を促進:
「ゼロトラスト」は、ユーザーやデバイス、ネットワークに信頼が内在しないことを前提として、継続的な認証と検証を必要としており、今や必須になっています。多くのデータセンターでは、ゼロトラストによるアプローチが急速に採用され、重要なデータを保護し、サイバー攻撃のリスクを最小限に抑えるストレージに軸足が移っています。

「PowerMax」は、サイバー レジリエンスを次のレベルへ高め、お客様のアタック サーフェス(攻撃対象領域)を減らし、潜在的な侵入を検知し、攻撃を受けた際の迅速な復旧を実現します。このたび、主に以下の機能を強化しています。
米連邦政府APL(認定製品リスト)認定/STIGの強化:米国防総省の厳格なガイドラインを満たし、アタック サーフェスを削減。

TLSTransport Layer Security) バージョン1.3:最高の安全性を実現した最新バージョンのTLSが、より強力な暗号化アルゴリズムで盗聴やデータ侵害のリスクを軽減。

・zCID(Cyber Intrusion Detection for z Systems):業界初のメインフレーム ストレージ ベースの侵入検知テクノロジー(*5)であるzCIDは、z/OSのワークロードを監視して通常の変動を特定し、侵入を検知したらアラートを発するユーザー カスタマイズ可能なルールを定義。
I/Oパターンの高度な異常検知:ランサムウェアマルウェアの監視、検知、アラート能力を高め、サイバー攻撃の可能性を特定。
イグニッションキーのサポート:新しい保存データ機能で、外部キー マネージャーによって、アレイを物理的な盗難から保護。
データ サニタイザー:NIST(米国立標準技術研究所)対応プロセスを使用して、アレイをデコミッション(使用停止)する前にすべてのデータを消去。

これまで以上の自動化でイノベーションに対応:
テクノロジーが急速に進化し続けている中、IT管理者は、このような進化に対応するために、プロビジョニングや管理タスクを自動化しなければなりません。「PowerMax」システムは、運用を合理化して冗長性をなくすことができるように、インテリジェントな自動化、高度なAIOpsDevOps、コンテナで設計・構築されています。

「PowerMax」の新しいAI主導の自律ヘルスチェック機能は、予測分析を活用して、最適化できる可能性のある箇所をピンポイントでプロアクティブに特定します。また、本ツールは、統合された機械学習エンジンで複雑なデータ パターンを精査することで、効率を高める機会を特定するとともに、煩雑な管理作業の介入を排除しながら、パフォーマンスを高めるアクションを提案します。予測分析を活用したAI主導の自律ヘルスチェック機能は、ストレージ最適化できる可能性のある箇所も、ピンポイントでプロアクティブに特定します。

デル・テクノロジーズの「CloudIQ AIOps」は、運用、エネルギー、セキュリティーにおける新しい強化機能によって、容量、パフォーマンス、構成、セキュリティーに関する予測や通知、レコメンデーション、そして最も重要な是正のためのアクションを「PowerMax」ユーザーに提供します。「PowerMaxOS 10.1」と「CloudIQ」の組み合わせにより、生産性とストレージの効率性が向上し、リスクが軽減します。

さらに、REST APIによって自動ストレージ プロビジョニングを実現することで、時間と労力が大幅に削減されます。また、ストレージ リソース自動化のためのソフトウェア デファインドNVMe/TCPユーティリティーによって、NVMe/TCPのセットアップ時間を44%短縮することができます(*6)。

よりスマートかつ効率的で安全なエンタープライズ ストレージの数々のメリットを活用:
「PowerMax」は、画期的な効率性とサイバー レジリエンスの向上により、さらに進化を遂げています。お客様は、より優れた経済性で、新たな機会を安全に広げていくことが可能になります。そして、「PowerMax」が提供するデータ削減能力の強化、リアルタイムの電力消費ダッシュボード、業界をリードするAI主導のサイバー セキュリティーによって、常にデジタル トランスフォーメーションの一歩先を進んでいくことが可能になります。

価格と提供について
■価格:個別見積もり
■提供について:デル・テクノロジーズおよびビジネスパートナーから提供します。

*1. オープン システム ストレージを対象に、「PowerMax」のデータ削減ツール(重複排除およびデータ圧縮)に基づき5:1のデータ削減を保証するデル・テクノロジーズの「Future-Proof」プログラムに基づく(2023年8月)。
*2. デル・テクノロジーズ社内テストに基づく(2023年8月) - 8,000のランダムライト ワークロードを使用して、「PowerMax 2500」と「PowerMax 2000」のワットあたりIOPSを比較。ワットあたりパフォーマンスは変動します。
*3. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく - 8PBe(5kW)で動作する「PowerMax 2500」と8PBe (27.5kW)で動作する6台の「PowerMax 2000」の5年間の電気料金削減額合計(0.21ドル/kWh:米EIA 2023年4月レポート、カリフォルニア州法人向け電気料金)(2023年7月)。
*4. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく - 8PBe(5kW)で動作する「PowerMax 2500」と8PBe (27.5kW)で動作する6台の「PowerMax 2000」の5年間のCO2総排出量を比較(2023年7月)。
*5. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく ― メインフレーム ストレージ向け「PowerMax 2500/8500」サイバー攻撃検出能力とメインフレーム分野の主要競合製品を比較(2023年8月)。
*6. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく - NVMe/TCPリソース構成(SFSSソフトウェアを実装)とiSCSI 構成を比較(2023年4月)。実際のパフォーマンスは変動します。


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■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。


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