監督・出演者・テーマなど様々な角度から作品にスポットを当て、古き良き昭和の日本映画をフィルムで上映する、本の街の名画座・神保町シアター。

10月28日(土)からは、日本の文豪たちが描いた「恋ごころ」の情景をスクリーンで味わうことのできる、「文学と恋愛」特集上映です。

学生の淡い恋を描いた夏目漱石三四郎」、悲恋ものの名作である伊藤左千夫「野菊の墓」や泉鏡花「白鷺」――これらが書かれた明治時代は、まだ日本の庶民の間では自由恋愛は許されるものではなく、小説に描かれたのは、男女の間で交わされる恋愛未満の「恋ごころ」がほとんどでした。

今回は「恋愛小説特集」にあらず、文豪たちが「恋ごころ」について描いた小説が原作の文芸映画を特集いたします。日本近代文学を代表する名作の数々は、映画でも見応え十分。観てから読むか、読んでから観るか― 読書の秋に “本の街・神保町” へ、ぜひお出かけください。

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─特集上映─

文学と恋愛

 ──文豪たちが描いた「恋ごころ」の情景

2023年10月28日(土) ~ 12月1日(金)

神保町シアター

千代田区神田神保町1-23 TEL.03-5281-5132

入場料金=一般1300円、シニア1100円、学生900円

11月7日(火)は、設備点検のため休館します

神保町シアター ホームページ

http://jinbocho-theater.jp/

「文学と恋愛」特集上映ページはこちら

https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/bungei_koigokoro.html

同、作品紹介詳細ページはこちら

https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/bungei_koigokoro_list.html#movie01

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【主な上映作品】 

雪国 〈東宝版〉   昭和32(1957)年

監督=豊田四郎 原作=川端康成

出演=岸恵子、池部良、森繁久彌

 ※1965年の 雪国〈松竹版〉も上映いたします

潮騒   昭和39(1964)年

監督=森永健次郎 原作=三島由紀夫

出演=吉永小百合、浜田光夫、平田大三郎

恋文   昭和28(1953)年

監督=田中絹代 原作=丹羽文雄

出演=森雅之、久我美子、香川京子

麦笛   昭和30(1955)年

監督=豊田四郎 原作=室生犀星「性に眼覚める頃」

出演=久保明、青山京子、太刀川洋一

おはん   昭和59(1984)年

監督=市川崑 原作=宇野千代

出演=吉永小百合石坂浩二、大原麗子

朝の波紋   昭和27(1952)年

監督=五所平之助 原作=高見順

出演=高峰秀子、池部良、香川京子

こころ   昭和30(1955)年

監督=市川崑 原作=夏目漱石

出演=森雅之、新珠三千代、三橋達也

五番町夕霧楼   昭和38(1963)年

監督=田坂具隆 原作=水上勉

出演=佐久間良子、木暮実千代、河原崎長一郎

私が棄てた女   昭和44(1969)年

監督=浦山桐郎 原作=遠藤周作「わたしが・棄てた・女」

出演=河原崎長一郎、浅丘ルリ子、小林トシエ

野菊の如き君なりき   昭和30(1955)年

監督=木下恵介 原作=伊藤左千夫「野菊の墓」

出演=有田紀子、田中晋二、杉村春子

猟銃   昭和36(1961)年

監督=五所平之助 原作=井上靖

出演=山本富士子、岡田茉莉子、佐分利信

夜叉ヶ池   昭和54(1979)年

監督=篠田正浩 原作=泉鏡花

出演=坂東玉三郎(五代目)、加藤剛、山崎努

ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ   平成21(2009)年

監督=根岸吉太郎 原作=太宰治「ヴィヨンの妻」

出演=松たか子、浅野忠信、室井滋

ほか、全20作品

◎全上映作品、および上映スケジュールは、劇場ホームページでご確認ください。

配信元企業:株式会社小学館

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