株式会社新興出版社啓林館(本社:大阪市、代表取締役社長:佐藤諭史)は、児童書の「文研出版」ブランドで『ちゃうちゃう ちゃうねん』(えほんのもり)を、本日より全国の書店で発売いたします。

  • あらすじ

ある日、クラスの男の子あっくんに「すきかも」と言われたゆい。どうして好きなのかは来週教えると言われ、長い一週間、ゆいは理由を考える。

「なんで わたしのこと すきなん? ぶたばな、ブヒブヒが じょうずやから?」

「ちゃうちゃう、ちゃうねん。ぶたばなと ちゃうねん」

理由はわからないまま月曜日。ゆいはあっくんからミニトマトをもらう。ミニトマトを植えるとき、あっくんは「赤くなったらゆいちゃんにあげよう」と言い、お母さんから「ゆいちゃんのことがすきかもしれんで」と言われたのだ。あっくん一週間、「すきかも?」について考えた。

ときどきケンカもするけど、いっしょに遊ぶと楽しいし、考えたらきもちがほこほこしてん。せやから、ミニトマトも、ゆいちゃんもすきや。

まっかっかなミニトマト

ゆいのきもちはほこほこした。あれこのきもちって、もしかして…?

ふたりのやりとりが面白い、ふたりの気持ちがあったかい。「すき」を考える物語。

「すきかも」と言われて、理由を言うのは一週間後!なんともじれったい始まりですが、あっくんだって考えていたのだ。「すき」ってなんだろう?

たしかに、「すき」ってなんだろう。いっしょにいたいということ?うれしいということ?その気持ちには、はっきりした理由があるの?ゆいちゃんといっしょに考えていくうちに、私たちは「すき」のいろんなかたちに気づいていきます。

繊細な気持ちを温かく描いた作品。ゆいちゃんとあっくんのやりとりにクスリと笑いながら、この絵本を「すき」になっていただけたら嬉しいです。

  • 著者

もり なつこ・作家

大阪府に生まれる。鹿児島県在住。京都教育大学卒。日本児童文芸家協会会員。かごしま児童文学「あしべ」同人に所属。他の作品に『風よ!カナの島へ』(国土社)『おじいちゃんカッパ石』(マイナビ出版)『びわ色のドッジボール』(文研出版)がある。

はしもと えつよ・画家

北九州市に生まれる。『おにたくんやまのぼりだよ』で小学館第14回おひさま大賞絵本部門最優秀賞を受賞。他の作品に『おおいなる だいずいちぞく』『ぼくはケンちゃん』(以上、偕成社)、『めんたいこ どりーむ』(講談社)、『おにたくんのおにぎり』(ひさかたチャイルド)、『とうちゃんはりょうりにん』『ゆびかぞく』(以上、ニコモ)がある。

  • 商品情報

『ちゃうちゃう ちゃうねん』

シリーズ:えほんのもり

対象:幼児~小学校低学年

判型:A4変型判

本体価格:1,500円(税別)

ISBN:978-4-580-82606-9

配信元企業:株式会社 新興出版社啓林館

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