イーロン・マスク(52歳)が、ウィキペディアに対し、条件付きで10億ドル(約1500億円)という巨額の資金を提供すると、ふざけて提案した。

テスラスペースXオーナーで億万長者の実業家マスクは、自身のソーシャルメディア・サイトX(旧ツイッター)で、非営利団体ウィキメディア財団が運営している多言語インターネット百科事典ウィキペディアに「『ディキペディア(Dickipedia)』と名前を変えたら、10億ドルをあげよう」と冗談まじりにつづった。

一方、あるユーザーが、同財団が現金を銀行に預けた後に名前を戻すことができると指摘すると、 マスクは「最低1年だ。つまり、私は馬鹿じゃない(笑)」と答えている。

2019年、マスクはウィキペディア上の自身のページから「投資家」という言葉を削除するよう同財団に要請。自分は「基本的に投資はゼロ」だと主張しており、虚偽の事実を削除するよう求めた。その後すぐに更新され、英語版のページには「ビジネス界の大物(business magnet)」という言葉が追加されたものの、「投資家」の言葉は記されているままとなっており、今回の件はこの記述を皮肉ったかたちものと見られている。