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21年10月26日、結婚会見に臨んだ小室圭さんと眞子さん /(C)JMPA

秋晴れの強い日差しを受けながら、陵に玉串を捧げられたローブモンタントをお召しの佳子さま。

「佳子さまは11月1〜10日の日程でペルーを訪問されます。皇室では海外ご訪問前に、昭和天皇陵(武蔵野陵)と香淳皇后陵(武蔵野東陵)を参拝するのが慣例となっており、佳子さまも19日に参拝されました」(皇室担当記者)

佳子さまのペルーご訪問前から注目されているのが、2年ぶりの姉・小室眞子さんとの再会だった。

「佳子さまの旅程ではアメリカ・ヒューストンを経由します。ニューヨークで生活する眞子さんが佳子さまに面会するためにヒューストンに駆けつけるのではないかとささやかれていました。

秋篠宮家にお仕えする皇嗣職大夫の会見は毎週金曜日に行われています。宮内庁担当記者からも2週間連続で、『佳子さまはペルーご訪問の途中で、眞子さんにお会いしないのか』といった質問がありましたが皇嗣職大夫は否定したのです」(前出・皇室担当記者)

’21年10月26日に結婚し、皇籍離脱を果たした眞子さん。秋篠宮邸の前で、佳子さまが眞子さんを抱きしめられたことも記憶に新しい。

「皇族が人前、特に報道陣の前で抱擁してみせるのは非常に珍しいことで、ご姉妹の強い絆が伝わってきました。それから2年もたっています。佳子さまが久しぶりの“再会のチャンス”を見送られるのは、正直意外でした。

しかも佳子さまが『今回は姉とは会いません』と、キッパリおっしゃっていると伺っています。実は眞子さんのNYでの生活ぶりに、失望感を抱かれているようです」(前出・皇室担当記者)

メトロポリタン美術館のトップが記者の質問に答えた

アメリカに移住して約2年、小室圭さんはニューヨーク州の弁護士資格も取得し、法律事務所「ローウェンスタイン・サンドラー(以下LS)」内での存在感を強めている。

NY在住の日本人ジャーナリストはこう語る。

「LSで担当する業務範囲も増えており、9月には2本のレポートの共同執筆者として名前を連ねています。それに比べて最近は、眞子さんの美術関係の活動がほとんど伝わってこなくなりました」

移住から3カ月後の’22年2月、世界有数の美術館で、学芸員を志す人たちからの憧れの的であるメトロポリタン美術館(以下MET)のウェブサイトに眞子さんの名前が出現し、注目を集めたことがあった。

「画家・山田真山の絵画『「發心 出家」一遍聖絵の場面より』の英語解説文で、クレジットは『小室眞子、ジョン・T・カーペンター翻案』となっていました。

ジョン・T・カーペンター氏はMETのキュレーター(管理責任者)で、日本美術部門のトップです。当時は、眞子さんの“指導係”を務めていたようです。眞子さんが頻繁に目撃されていたのは、昨年9月ごろ。ニューヨーク近代美術館、ホイットニー美術館ブルックリン美術館など、有名美術館を訪れていたのです。どの美術館にもカーペンター氏やほかのMETのスタッフたちが付き添っていました」(前出・日本人ジャーナリスト)

眞子さんが巡っていたのは美術館ばかりではなかった。NYの有名ギャラリーや美術関係者との会合にも顔を出しており、常にカーペンター氏が同行していたという。

こうした眞子さんの活動について、METの関係者は次のように語っていた。

「METが彼女にいわゆる英才教育を施すため、“チーム・マコ”を結成したのは、(’22年)夏のことです。将来的に、眞子さんには日本の美術品の買い付けや、企画展の開催を担当してもらいたいというMETの思惑もあるのです」

眞子さんは、いわゆる人間国宝 (重要無形文化財保持者)が多数所属する日本工芸会の前総裁である。また皇室が所有している美術品は膨大な数に上る。

「METには、眞子さんのコネを活用して日本美術を強化したいという思惑があったのでしょう。METは葛飾北斎喜多川歌麿など、世界的に有名な浮世絵師が挿絵を手がけた黄表紙(絵本)なども数多く所蔵しているそうです。当然、その英語解説文を書く仕事もありますが、眞子さんは’22年2月以降、1本も発表していません(※10月21日現在)。

また眞子さんは最近も個人的には美術館を訪れているようですが、カーペンター氏と同行する目撃情報は途絶えています」(前出・日本人ジャーナリスト)

9月28日にMETの館長でCEOのマックス・ホレイン氏が行った記者会見では、眞子さんに関する質問もあったという。

ニューヨーク在住のジャーナリスト・安部かすみ氏は、そのやりとりを次のように報じている。

ニューヨークに移住した日本の元プリンセス(小室眞子さん)がメットで働き始めたと、日本のタブロイド誌が報じました(中略)。これについてもコメントをお願いします。

レイン氏「はい。それについてのコメントは…彼女は(考えているように聞こえた)、彼女は従業員ではありません」

同氏は言葉少なに語り、眞子さんがここで働いていることを否定した》

■“女性の活躍”を提唱し続けられている佳子さま

MET館長が「彼女は従業員ではありません」と答えた意図について、渡米後の眞子さんと対面したことがあるNY在住の美術関係者はこう推察する。

「眞子さんの意欲が薄いと感じたのか、それとも能力が足りないと感じたのか、いずれにせよMETから“戦力外通告”を受けたということなのだと思います」

彼女は眞子さんと対面した際に、こんな印象を受けたという。

英会話はとてもスムーズで、日常生活や仕事で支障が生じることはないと思います。しかし語彙が豊富とは言いがたく、難しい言葉や専門用語を使って話すことは少ないように感じました。

METやNYの有名美術館にいる学芸員は、世界レベルで評価を集める研究者でもあります。そうした同僚たちと肩を並べて活動するうえでは、専門的な知識もさらに磨いていく必要があります」

MET関係者からも、同じような指摘を受け、萎縮してしまったということなのか……。

「NY郊外にある白亜の豪邸に近日中に転居するという報道もあります。NYの都市部に移動するには、バスと地下鉄で1時間以上かかり、美術館を巡るには不便になります。その半面、広さはいまのマンションの5倍近くありますし、周囲は緑も豊かで、育児をするには素晴らしい環境です。

転居報道が事実であれば、今後は本腰を入れて妊活に励んでいくということなのでしょう」(前出・日本人ジャーナリスト)

眞子さんを“皇室脱出を目指す同志”と見なしてきたという佳子さま。だが眞子さんの現状は、佳子さまにとって、とても満足できるものではないという。

ある宮内庁関係者はこう嘆く。

「最近の眞子さんの報道は、路線バスで小室さんと抱き合っている姿だったり、眉やアイラインをひかずに歩き回っている姿だったりと、皇室の品格を低下させるようなものばかりで、とても残念に思っています」

佳子さまは最近、ジェンダー平等や女性の社会での活躍について積極的に発言される機会が多い。

たとえば9月30日東北大学で臨まれた記念式典では、次のように語られている。

「大学に進む女性の割合が理系の分野で低い背景には、社会が作り出す雰囲気があると言われています。偏見が作り出す社会の雰囲気や圧力が、個人の可能性や選択肢を制限したりすることにもつながっていると感じます」

前出の皇室担当記者は、

「佳子さまは眞子さんと長い間、皇籍離脱の可能性について話し合われていたそうです。 その目的は“自由に暮らしたい”ということだけではなく、“自分の可能性をもっと生かしたい”ということでもあったはずです。

しかし眞子さんは、この2年間、志していた美術界で成果を出すことができませんでした。その姿は佳子さまにとって“無気力”に映っているのだと思います。それで『今回は姉とは会いません』という結論を下されたのでしょう」

眞子さんが再び“志”を取り戻し、佳子さまとの再会が実現する日はーー。