●JR「田町」駅近くにこの秋オープンしたバーガー店『ゼッテリア 田町芝浦店』。ロゴも店構えも『ロッテリア』そっくりですが、一体どんなお店なのでしょうか? 調査してみました。

 JR「田町」駅東口からおよそ3分ほど歩いたところに、9月の終わりにオープンした『ゼッテリア』。店名とロゴマーク、そして赤を基調とした外装は、バーガーチェーンの『ロッテリア』を彷彿とさせますが、一体どんなお店なのでしょう?

 気になって調べてみると、『ゼッテリア』はロッテリアの人気メニュー「絶品チーズバーガー」をはじめとする「絶品バーガー」を気軽に楽しめるお店として登場した新業態だそう。店名は、「絶品バーガー」とコーヒーを味わえる「カフェテリア」を掛け合わせたものだといいます。

「絶品バーガー」やコーヒーの味もロッテリアとは全く異なるそうですが、一体どんな味がするのでしょう? 気になったので、実際にお店を訪れて味わってみました。

セルフオーダーシステムで超スムーズ!

[食楽web]
[食楽web]

 筆者が『ゼッテリア』を訪れたのは、平日の12時ごろ。ランチタイムの田町駅付近といえば、ビジネスマンで賑わっていますが、『ゼッテリア』店内も、スーツやビジネスカジュアルに身を包んだ方ですでに混み合っていました。

 オープンして間もないためか、店内にはスタッフの方が多く配置されており、入店するとすぐに「こちらにお並びください」と案内してもらえました。

 注文・会計は複数台設置されたタッチ式端末からセルフで行うシステムのよう。会計は現金と、この日は機械の不具合のためかPayPay決済が使用できませんでしたが、各種電子マネーやバーコード決済で行えます。

 注文と会計が完了したら、呼び出し番号の印字された紙が端末から出てくるので、提供待機列に移動。自分の注文が用意されると、モニターに番号が表示されるほか、店内アナウンスでも知らせてもらえます。

 座席は1階と2階合わせて66席。1階は混雑していたので、今回は2階席を利用することにしました。

『ゼッテリア』とロッテリアの違いはどこ?

690円(税込)
690円(税込)

 今回注文したのは、「絶品チーズバーガー」のセット。価格は、MサイズのポテトとMサイズのドリンクがついて690円。ドリンクは「アイスカフェラテ」を選択しました。『ロッテリア』をはじめ多くのバーガーチェーンでは、カフェラテに追加料金がかかることが多いので、通常のセットドリンク料金で済むのはかなりうれしいポイント!

 『ゼッテリア』のコーヒーメニューには、生産者の安全な生活と環境への配慮が保証された「フェアトレードコーヒー」が採用されており、エシカルなコーヒーを安心して味わえることも大きな特徴。カップのパッケージにも、コーヒー生産者の生活の様子が描かれています。

 肝心の味はというと、酸味や雑味がほとんどなく、ミルクマイルドさも加わって爽やかな飲み心地。バーガーチェーンのコーヒーというと、酸味と苦味が強く喉に引っかかる印象がありますが、どちらかというとカフェのコーヒーの味に近い印象でした。ドリンクのMサイズが一般的なMサイズに比べ大きいのもうれしいですね。

 こちらが気になっていた「絶品チーズバーガー」。ロッテリアでも「絶品チーズバーガー」は食べたことがありますが、見た目の印象からかなり違います。ロッテリアの方は丸型のバンズですが、『ゼッテリア』はコッペパンのような柔らかい俵形のバンズを採用。単品の価格もロッテリアが440円なのに対し、『ゼッテリア』は390円と気軽に注文できる価格になっています。

 ゴーダとレッドチェダーの2種類のチーズを惜しみなく使用している点は、両店とも同じ。少し甘味のあるバンズと、ジューシーなパテ、そしてチーズのコクと旨みが合わさり、なんとも美味! 思わずうっとりしてしまうような味わいです。

 ポテトは『ロッテリア』のポテトの特徴でもある、細長・カリカリ。バーガーから溢れ出たチーズに、カリカリのポテトをディップさせてもおいしかったです。

調査結果

 ロッテリアの新業態『ゼッテリア』は、また違った味わいの「絶品バーガー」やエシカルなコーヒーが楽しめました。注文から提供までの流れもスムーズで、仕事の合間に利用するのにもぴったり! コンセントが設置された席も用意されていたので、ノマドカフェとしても活躍してくれそうです。

(撮影・文◎藤間紗花)

食楽web