1985年にバスケットボールシューズとして誕生した「ダンク」は、その爆発的な人気が裏目となり、1980年代後半には多くがワゴンセール行きとなってしまった。

ところが、安価で容易に手に入る「ダンク」に当時のスケーターたちが目を付け、スケートボード用シューズとして街中で履くようになると、次第にこれがひとつの文化に成熟。

その後、ナイキスケートボードラインのナイキ SBを立ち上げると、正式にスケートボード用シューズの「ダンク」が生産されるようになり、現在まで世界中のスケーターたちの足元を支えている。

そんなナイキスケートカルチャーを語るうえで欠かせない名モデルより、一際ポップな1足が誕生した。

オレンジと淡いティファニーブルーを基調とした今作は、なんでも日本初の配色ガイドブックとして1934年に刊行された「配色総鑑」の復刻版「配色事典」からカラーリングをサンプリングしたそう。

アッパーの素材には、あえて毛羽立たせたようなスエードを採用することでこなれ感を演出。

そして、ミッドソールナイキ製品の製造工程で発生する廃材や使用済み製品を再利用した「グラインドラバー」仕様で、経年変化風の黄味がかかった中で不揃いな粒がアクセントになっている。

秋冬の足元をポップに彩ってくれる「ダンク ロー “オレンジ アンド エメラルド・ライズ”」は、9月19日(火)よりナイキの公式アプリ「SNKRS」などで販売開始だ。

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Riku Ogawa=文

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