11月3日(金・祝) より全国公開される映画『おしょりん』より、感動の場面が詰まった特別映像が公開された。

現在、日本産メガネの95%を生産している福井県。藤岡陽子『おしょりん』(ポプラ社)を元にした本作は、明治時代の福井を舞台に、豪雪地帯のため冬は農作業ができず収入の道がなくなる村を助けようと、メガネ工場をゼロから立ち上げた増永五左衛門と幸八の兄弟と、二人を信じて支え見守り続けた妻・むめの挑戦と情熱、そして家族の愛の物語を描く。主人公・むめには北乃きい、むめの夫である増永兄弟の兄・五左衛門には小泉孝太郎、弟の幸八には森崎ウィン。監督は『えちてつ物語 ~わたし、故郷に帰ってきました。~』の児玉宜久が務めた。

特別映像には、むめが涙ながらに「お願いです。メガネ作りを絶対に止めんといてください」とくじけそうな村人たちに懇願する姿や、森崎ウィン演じる幸八が「視力が悪くて不自由な思いをしている人たちを救うんです」と必死の形相で説得する姿、目の悪い女の子がメガネをかけたことで初めて母親の顔をはっきりと認識し、「おっかちゃん、こんなにかわいい顔しとったんやな」と笑顔になる場面など、随所に涙を誘う感動のシーンが散りばめられている。

また、「メガネはただの工業製品とちがう。使う人の体の一部になるんや」「メガネはただものがよう見えるだけやなく、かける人の心、喜ばせたり温めたりするもんやと思うんです」と、人の幸せを想う気持ちでメガネ作りに取り組む職人たちの言葉が胸を打つ映像となっている。

映画『おしょりん』特別映像~感動篇~

<作品情報>
『おしょりん』

11月3日(金・祝) 全国公開
福井県 先行公開中

原作:藤岡陽子『おしょりん』(ポプラ社
監督:児玉宜久
脚本:関えり香、児玉宜久
エンディング曲:MORISAKI WIN「Dear」(日本コロムビア

■出演
北乃きい森崎ウィン
駿河太郎、高橋愛、秋田汐梨、磯野貴理子、津田寛治、榎木孝明、東てる美、佐野史郎
かたせ梨乃、小泉孝太郎

公式サイト:
https://movies.kadokawa.co.jp/oshorin/

映画『おしょりん』 (C)「おしょりん」制作委員会