公式戦9連敗中のウニオン・ベルリン。主軸選手の代理人がステップアップを匂わせた。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

初のブンデスリーガ昇格からわずか4年でチャンピオンズリーグ(CL)まで辿り着いたウニオン。しかし、迎えた今シーズンはリーグ戦開幕2連勝までは良かったが、第3節・RBライプツィヒ戦からなんと公式戦9連敗に。一部選手とウルス・フィッシャー監督の関係悪化も報じられる。

そんなウニオンで今季の公式戦全12試合にスタメン出場しているのがオランダ人DFダニーリョ・ドゥーヒ(25)。A代表初招集も期待される身長190cmのセンターバックは、イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチの加入後もその座が揺らぐことはない。

まさに替えの効かない存在なわけだが、『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ドゥーヒにはセリエAの複数クラブから関心が寄せられており、CLのグループCで同居するナポリもその1つとのこと。ドゥーヒ擁するウニオンは24日に敵地でナポリと対戦(0●1)した。

試合前にはドゥーヒの代理人を務めるセライノ・ダルグリッシュ氏がイタリアメディアの取材に応じ、ドゥーヒの将来的なイタリア移籍に自信を持っていると語ったという。

「ドゥーヒ自身がイタリアでのプレーを望んでいる。イングランドドイツも可能性があるが、可能性が最も高いのはイタリアだ。少なくともドゥーヒはキャリアのどこかで間違いなくイタリアへ移籍することになる」

その時期がいつなのかはわからないが、ウニオンが窮地に陥っていることを考えれば「ドゥーヒは来年1月、または来夏の“脱出”を希望している」と示唆したと捉えるべきか、それともクライアントの希望を受けての単なるイタリアメディアへのリップサービスか。

意図はどうあれ、ウニオンにとって厄介な発言となった。

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