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東海オンエア オフィシャルストアホームページより)

YouTuber・あやなん(30)が6人組YouTuberグループ「東海オンエア」のリーダー・てつやにSNSで不満を爆発させ、世間を騒がせた“内輪揉め騒動”。

東海オンエアにはあやなんの夫・しばゆー(29)も所属しており、彼女は2児の母親でもある。人気YouTuberの妻として母親としての苦労もあるのか、あやなんは《地獄のような環境》と吐露。さらに離婚まで宣言し、当初は妻をなだめていたしばゆーが次第にX(旧ツイッター)で“暴走”する事態に発展した。

あやなんさんに応戦するだけでなく、連絡を寄越さないてつやさんをも批判し始めたのです。発売前のグループのメモリアルブックを一部公開し、てつやさんの性器を映した動画を投稿するなどコンプライアンス違反に問われかねない行動も。さらには“年上の一般女性と再婚した”とも投稿し、混乱が広がりました」(WEBメディア記者)

騒動を受けて、18日にてつやがXを更新。あやなんに対しては《もうあなたと会話することは何もありません》と突き放したいっぽう、しばゆーには《グループやその周りの人を守りたいという一心であやなんを俺から遠ざけていたけど何よりも大切だったはずのしばゆーの気持ちを犠牲にしていることに気づくのが遅すぎた》と詫びたのだった。

19日に所属事務所「UUUM」も騒動を謝罪するコメントを発表し、20日にはてつやがXで《現在病院に向かっています》としばゆーの近況を伝えた。

そして25日、東海オンエアはチャンネルを更新し、しばゆーを除くメンバー5人で動画に登場。騒動を謝罪した上で、数カ月間活動休止することを発表した。なお、しばゆーについては、「病院に行って診察を受けた結果、精神的な病気があるということで、現在は薬を飲みながら治療している」と説明した。

■「友達同士で仕事をすると揉めやすい」「仕事とプライベートは分けた方が良い」

愛知県岡崎市に拠点を置く東海オンエアは、メンバーの虫眼鏡(31)以外の5人が同級生で構成されている“仲良しグループ”。しかし今回の騒動を受けて、SNSでは“友達同士で仕事をすべきではない”といった意見も散見されている。

東海オンエアのやつでわかったことは 友達と仕事仲間は分けるべきだってことだな》
東海オンエア見てるとやっぱ友達同士で仕事するのあんま良くないなぁと改めて思った。 本当の友達同士でいたいなら。 本当の友達って学生の時にできた友達だけだと思ってる》

またグループ内で“いじられキャラ”とされるしばゆーだが、怒涛の投稿では《ずっと孤独でした》《てつやに散々言ってるけど 俺はメンバー全員基本的には おもろいし最高のやつらだと思っている! 各々欠落してる部分はあるが!だがてつや。お前だけは嫉妬だかなんだか知らんが俺に執着している節がある気がする!》とも吐露していた。

「お笑いコンビにもよくありますが、友達同士で仕事をすると、待遇の差や誰がリーダーをやるか、どちらがキャラ立ちしているかなど揉めやすいと言われています。初めのうちは良くても、徐々に仲が悪くなってしまうことはよくあります。仕事は仕事、プライベートはプライベートで分けておいた方が、仲は拗れずに済むようです」

“友達同士で仕事をするデメリット”について、こう指摘するのはITジャーナリストの井上トシユキ氏(以下、カッコ内は全て井上氏)。しばゆーが“いじられキャラ”として扱われていたことも、トラブルの温床になっていた可能性があるようだ。

今年5月にグループのYouTubeチャンネルに投稿された動画では、“一睡もしていないしばゆーを遊びに誘い続ける”といった企画を実施。10月18日にXでとあるユーザーから《これみて当時思ったのは率直に可哀想》との声が寄せられると、しばゆーは《これ最初のパニックの原因ですね!》《体調不良で二週間か1ヶ月かやすんだとき》と告白していた。

「プライベートのなかでいじられるならともかく、公に向けていじられ過ぎてしまうと『軽く見られている』『バカにされている』と感じてしまうでしょう。グループの役割分担として“いじられキャラ”をやっていたのに、“仲間から本当にバカにされているんじゃないか”と疑念を抱いてしまうと思います。

この点は不満になるでしょうし、とはいえ今更“いじられキャラ”を辞めるのも難しいでしょう。そうなると、しばゆーが不満を溜めていた可能性はあったのかもしれません。なおかつ妻であるあやなんが、子供がいてもお構いなしに“炎上”を繰り返すことも精神的に辛かったのではないでしょうか」(井上氏)

■「雨降って地固まる」グループが前進するきっかけにもなり得る

数カ月間の活動休止を発表した東海オンエアだが、今後イメージを回復させ、活動を再開させるにはどのようなことが必要だろうか?

「地元の仲良しグループでワイワイ盛り上がる姿が人気を博してきたので、『本当の意味で友情が崩れたわけじゃない』という点をどのように見せていくかが1つのポイントだと思います。“いじられキャラ”を頑張ってきたしばゆーに対する反省の部分も、グループとしてどのように釈明するか。そして、本人にもきちんと納得してもらうことが大事でしょう。そうすることで、ファンにも安心してもらえるのではないでしょうか」(井上氏)

とはいえ今回の騒動は、グループが前進するきっかけにもなり得るという。井上氏はこう続ける。

「もし彼らが仲直りすれば、ある種一皮むけて大人になると思います。生まれ変わった自分たちを見せていくという、次の選択肢が生まれるでしょう。『雨降って地固まる』と言いますが、騒動がきっかけで良い方向に変われる余地は十分にあると思います。プロのクリエイターとして、見せ方を工夫していくべきですよね。今が正念場でもありますし、与えられた良い機会と受け止めて前進してもらいたいですね」

25日に公開した動画では、「不安にさせちゃったと思うんですけど、前向きな気持ちで待っていただけたら」と語っていた東海オンエア。静かに見守っているファンのためにも、しばゆーとの関係を改善できるだろうか。