CS放送「衛星劇場」では、「橋口亮輔監督デビュー30周年~監督作一挙放送~」と題し、11月、12月に橋口亮輔監督の作品を公開。記念すべき劇場用映画デビュー作「二十才の微熱」(1993年)、浜崎あゆみが出演した青春群像劇「渚のシンドバッド」(1995年)など、全6作品を放送する。このたび、放送に先駆けて橋口監督からコメントが到着した。

【写真】浜崎あゆみが出演した懐かしの 「渚のシンドバッド」

■橋口亮輔監督 全6作品

・「恋人たち」 11月1日(水)夜6:30~ほか

篠原篤、成嶋瞳子、池田良、安藤玉恵、黒田大輔、山中崇、内田慈、リリー・フランキー、木野花、光石研らが出演。橋口監督7年ぶりの長編作。今を生きるすべての人に贈る絶望と再生の物語。キネマ旬報日本映画ベスト・テン第1位、毎日映画コンクール日本映画大賞、ブルーリボン賞監督賞ほか数々の賞を受賞した。

・「二十才の微熱」 11月2日(木)朝8:30~ほか

袴田吉彦、片岡礼子、遠藤雅、山田純世、佐藤恒治、原田文明、草野康太、川口洋一、大河内浩らが出演。ゲイバーで体を売るクールな大学生を主人公に、彼の微妙な心情を周囲の男女との関わりの中で繊細につづる。現代の若者たちの感性を優しいまなざしでとらえた青春映画。記念すべき劇場用映画デビュー作。

・「ハッシュ!」 11月3日(金)朝8:30~ほか

田辺誠一、高橋和也、片岡礼子、秋野暢子、冨士眞奈美、光石研、つぐみらが出演。ゲイのカップルと孤独に生きる女性の姿をとおして、新しい“家族”の可能性を探った作品。ゲイライフを送るペットショップ店員の直也と土木研究所所員の勝裕の前に、2度の中絶を経験した朝子が現れる。

・「ぐるりのこと。」 11月10日(金)朝8:30~ほか

木村多江、リリー・フランキー、倍賞美津子、寺島進、安藤玉恵、八嶋智人、柄本明らが出演。1990年代の社会的事件を背景に1組の夫婦の10年を描いた珠玉のラブストーリー。生まれたばかりの子どもの死という悲劇を乗り越え再生していくまでを描く。

・「ゼンタイ」 11月16日(木)朝8:30~ほか

中島歩、篠原篤、成嶋瞳子、岩崎典子、アプレ・ワークショップメンバーズが出演。全身タイツ愛好家たちのおかしくて、痛いオムニバス・コメディー。4日間のワークショップ期間中、俳優のエチュード(即興)を基に作られた6編のエピソードを、異色のオムニバス・コメディーへとまとめ上げた。

・「渚のシンドバッド」 11月17日(金)朝8:30~ほか

岡田義徳、浜崎あゆみ、山口耕史、高田久実、勇静華、草野康太、袴田吉彦、趙方豪らが出演。高校生たちの奔放な愛を描いた橋口監督の才能が光る青春群像劇。実際に高校生だった浜崎が瑞々しい演技を披露している。

■橋口亮輔監督コメント

思いがけずデビューし、思いがけず「二十才の微熱」がヒットして以来30年も経ってしまいました。そして、思いがけずこのような特集放映が。

これからも思いがけない出会いがあり作品が産み出されていくのかもしれません。この機会に全作品を楽しんで頂けたらうれしく思います。

「ぐるりのこと。」/(C)2008『ぐるりのこと。』プロデューサーズ