タレントのマツコ・デラックスさんが、2023年10月23日に放送されたバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)に出演。

育児休業(以下、育休)から復帰した男性スタッフにかけた言葉が、ネット上で反響を呼んでいます。

マツコ『夜ふかし』で、男性の育休について意見

番組の冒頭、育休を取得していたチーフカメラマンを発見した、マツコさん。

この日から仕事へ復帰したとのことで、マツコさんが「子供はいくつになったの」とたずねると、カメラマンは「まだ3か月です」と答えました。

するとマツコさんは、育休の期間が思っていた以上に短いと感じたのか、「3か月では、なんの助けにもなっていない」と、自身の考えを話したのです。

3か月子育て休暇やったって、女房は嬉しくもなんともないよ。

こっからだよ、大変なのは。

1年くらいはね、育児休暇を男も取れるようにしないと。3か月じゃさ…。

月曜から夜ふかし ーより引用

生まれたばかりの赤ちゃんを育てるのはいわずもがな大変で、十分な睡眠時間が確保できないなど、親の心身には大きな負担がかかります。

パートナーが育児に参加できる場合、夫婦ともに育休を取得して、助け合いながら子育てをするのが理想的。

とはいえ、社会全体で「育休は男性が取るものではない」という認識が消えておらず、男性が長期間の育休を取りづらい状況なのは事実です。

そのため、1人で我が子の世話をする『ワンオペ育児』状態で、心身に負担を抱える母親も多いとか。

マツコさんは、そんな子育てと育休の現状を、よくしていきたいと考え、カメラマンに「3か月では短い」といったのかもしれません。

その後、カメラマンに「社長に電話して話をつけるよ」とまで伝え、視聴者からは称賛の声が寄せられました。

・本当にマツコさんのおっしゃる通り。もちろん取りたくても取れないこともあるだろうし、環境がよくなればいいな。

マツコさん、かっこいい。著名な人がこういうことを発信してくれるのは嬉しい。

・ちょうど今、育休を取っている男性です。会社に申し訳なくてモヤモヤしていたから、マツコさんの言葉に救われた…。

育休をどのように取得するかは、家庭や人によって、さまざまな考え方があるでしょう。

とはいえ、環境のせいで選択肢が狭まり、納得できないままに、苦しい決断をしている夫婦もまだまだ多いはず。

「やむを得ずこうした」という思いをする家族が減るような社会、環境になるのが理想ですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
月曜から夜ふかし