『善と悪の生物学  何がヒトを動かしているのか』上・下巻がNHK出版より10月26日に発売しました。
 人間は戦争や暴力のような「最悪の行動」を選択することもあれば、協力や利他といった「最善の行動」を選ぶこともあります。その善悪を分けるものは一体何なのでしょうか? 本書は、ある行動の瞬間から、その一秒前に脳内で起こっていること、数秒から数分前の感覚刺激、数時間から数日前のホルモンの状態……と時間を遡り、行動を決定する要因を探ります。

 マッカーサー基金を受賞したスタンフォード大学の天才教授が、脳神経系の働きから行動の進化までさまざまな分野の知見を駆使し、人間行動の根源に迫る壮大な旅。「ニューヨークタイムズ」ベストセラー!

【目次】

『善と悪の生物学 (上)何がヒトを動かしているのか』

序 章

第1章 行動

第2章 一秒前

第3章 数秒から数分前

第4章 数時間から数日前

第5章 数日から数か月前

第6章 青年期──「おれの前頭葉はどこだ?」

第7章 ゆりかごへ、そして子宮へもどる

第8章 受精卵までもどる

第9章 数百年から数千年前

第 10 章 行動の進化

『善と悪の生物学 (下)何がヒトを動かしているのか』

第 11 章 〈我々〉対〈彼ら〉

第 12 章 階層構造、服従、抵抗

第 13 章 道徳性と、正しい行動を理解し実行すること

第 14 章 人の痛みを感じ、理解し、和らげる

第 15 章 象徴のための殺人

第 16 章 生物学、刑事司法制度、そして(もちろん)自由意志

第 17 章 戦争と平和

終章

謝辞

付録1 神経科学初級講座

付録2 内分泌学の基本

付録3 タンパク質の基礎

【著者紹介】

ロバート・M・サポルスキー(Robert M. Sapolsky)

1957 年生まれ。アメリカの神経内分泌学者、行動生物学者。スタンフォード大学教授(生物学/神経科学/神経外科)。ストレスと神経変性の関連を研究し、その一環としてヒヒの集団の長期にわたる観察とコルチゾール・レベルの調査を続けている。1987 年のマッカーサー基金、NSF のPresidential Young InvestigatorAward などを受けている。2007 年にはアメリカ科学振興協会(AAAS)のJohn P.McGovern Award を受賞。『なぜシマウマは胃潰瘍にならないか――ストレスと上手につきあう方法』(森平慶司訳、シュプリンガー・フェアラーク東京)ほか多数の著書があり、作家としても定評がある。本書『善と悪の生物学』は、ワシントン・ポスト紙によって「2017 年の10 冊」に選出された。

  • 商品情報

書名:善と悪の生物学 (上)何がヒトを動かしているのか
著者:ロバート・M・サポルスキー [訳]大田直子

出版社:NHK出版
発売日:2023年10月26日
定価:3,960円(税込)
仕様:四六判上製
ページ数:656ページ
ISBN:978-4-14-081945-6
NHK出版ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819452023.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140819456/

書名:善と悪の生物学 (下)何がヒトを動かしているのか
著者:ロバート・M・サポルスキー [訳]大田直子

出版社:NHK出版
発売日:2023年10月26日
定価:3,850円(税込)
仕様:四六判上製
ページ数:520ページ
ISBN:978-4-14-081946-3
NHK出版ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819462023.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140819464/

配信元企業:株式会社NHK出版

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