ビション・フリーゼ 犬

「大怪我というわけではないですが、お家で様子をみてくださいね」と言われた犬の飼い主。しかし実際にはかなりひどい状態で、手術を受けさせることに。当日の経緯と飼い主のコメントを、『AsiaOne』など海外メディアが伝えている。

 

■愛犬がサロンで負傷

6日、シンガポールで暮らすタンさん(19)が愛犬のビション・フリーゼ2匹を連れて、通い慣れたトリミングサロンを訪問。いつものようにカットをお願いし、サロンを後にした。

しかし同日午後3時頃、サロンのスタッフがタンさんの母親に電話をかけ、意外なことを言い出した。「お預かりしたワンちゃんのうち、1匹の舌に切り傷をつけてしまいました」「止血を試みているところです」と言うのだ。

スタッフから送られた傷口の写真を見たタンさんは、急いでサロンに戻ることにした。

 

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■手術が必要に

担当トリマーは「カット中にワンちゃんが舌を出していたんです」「ワンちゃんが首を動かしたとき、誤って切ってしまったのかも…」と簡単に説明した。

さらに「そんなにひどくはありませんよ」「家に連れて帰って様子を見てあげてください」とも言われたが、心配でたまらなくなったタンさんは、そのまま犬を連れて動物病院に直行した。

傷の状態を確認した獣医師は、手術が必要と判断。舌の幅の約半分についた大きな切り傷を縫合したというが、タンさんは費用として936 シンガポールドル(約10万2,375円)を支払うはめになった。

 

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■犬も飼い主も動揺

この件について公表したタンさんは一部メディアの取材に応じ、「私と家族はとても動揺していますし、犬も極度の不安を感じているようです」とコメントした。

6日の晩にはトリミングサロンに電話をかけたというが、営業時間外だったため、顧客サービス担当者と話すことはできなかったそうだ。

その後、8日の晩にはトリマーから連絡があったが、それも知人がSNSでトラブルについて公表した後のことだった。届いた謝罪メールには「治療費を負担します」と書かれていたが、トリミング費用を免除するかどうかについては、説明がなかったという。

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