再戦となれば、8年ぶりのマッチアップとなるメイウェザーパッキャオ。はたして両雄の対戦は実現するか。(C)Getty Images

 列島を賑わせるビッグマッチの可能性が浮上している。

 10月26日、格闘技イベント「RIZIN」は、今年の大みそかに開催される格闘技イベント「RIZIN.45」の対戦カード発表を実施。海外メディアを中心に囁かれているマニー・パッキャオフロイド・メイウェザーのカード実現の可能性についても言及された。

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 大みそか大会に向けては「まだまだ調整中のカードはたくさんあります。これからの内容次第でチケット単価が大きく変わる可能性がある」と断言した榊原信行CEOは、「メイウェザーはこれまで出場してもらっていますし、いい関係なので、いつ出てきてもおかしくはない」とし、大物同士の顔合わせの可能性を論じた。

メイウェザーパッキャオは世界の格闘興行の金字塔を打ち立てたとんでもない注目を集めたカード。本当に日本のファンの面前でそういう機会が作られたらいいなとパッキャオと出会ったタイミングからずっと思っています。プロモーターとしても悲願のカードでもあるので、今年の大みそかに実現したらいいなと思っています」

 15年5月に“世紀の一戦”を実現させた両雄は、RIZINでは、昨年9月24日に都内で行われた朝倉未来メイウェザーの試合前会見にパッキャオがサプライズで登場。再戦は常に水面下で囁かれてきた。

 そうしたなかで、表舞台では初めて言及された“可能性”。これには海外メディアでも反響が相次いでいる。英専門メディア『World Boxing News』は「RIZINでの大みそか開催が予定されていたが、アメリカのSHOWTIME(米主要ケーブルテレビ局)が対戦に興味を示したことで会見は一旦中止になった」とリポートした。

 また、フィリピンのニュース局『ABS-CBN』は「とにかく今は待っていてほしい。私は日々トレーニングを重ねている」というパッキャオ本人のコメントを紹介。そのうえで「パッキャオは再戦が『ある』と語っている。1、2週間のうちに情報はアップデートされていくだろう」と報じている。

 榊原CEO曰く「何が起きてもおかしくない」というメイウェザーパッキャオの再戦。刻一刻と変わるであろう交渉の行方は、引き続き目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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