マンチェスター・ユナイテッドアルゼンチン代表FWアレハンドロガルナチョがSNSでの投稿内容を巡り、処分を受ける恐れがあるようだ。

イギリスBBC』によると、イングランドサッカー協会(FA)が24日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のコペンハーゲン戦後にガルナチョが自身のXを通じて投じた内容が人種差別にあたるのではと問題視しているという。

今夏のユナイテッド入りから厳しい目が向くオナナだが、コペンハーゲン戦では後半アディショナルタイムにPKを止め、1-0の勝利に大きく貢献。そんな新守護神の活躍を巡り、ユナイテッドの同僚もSNSを介して祝った。

その1人がガルナチョだったのだが、ゴリラ絵文字のみの内容でポスト。その投稿はすぐ削除されたが、FAはそれを把握し、ガルナチョ本人に意見を求めたそうだ。

ガルナチョからすると、頼もしい活躍ぶりをゴリラ絵文字で表現しただけなのだろうが、FAは過去、SNSでの投稿でマンチェスター・シティベルナルド・シウバや元ユナイテッドエディンソン・カバーニに処分を科す。

カバーニに関しては文化の相違によるものだったが、友人からの祝福メッセージに南米だと一般的に使われる「negrito(黒人の意)」を用いて返信したのが人種差別にあたるとして、罰金込みの出場停止処分を下した。

前例を鑑みると、ガルナチョの処分もおかしくなさそうだが、FAの認識からすれば被害者となるオナナがフォロー。インスタグラムのストーリーを介して、ガルナチョの投稿内容に差別的な意図を感じたなかったと擁護した。

「僕が何に腹を立てるべきかは周りに決められるものではない。僕はガルナチョが表したものをしっかりと認識している。力と強さだ。この問題はこれ以上、進めるべきものではない」