菊池風磨主演のドラマ『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系Huluにて配信)の第3話が、10月28日(土)に放送される。

【写真を見る】菊池風磨“饗庭”は同期が屋上から飛び降りるところを目撃してしまう

■徴税吏員(ちょうぜいりいん)の姿を描く作品

原作は、2016年から2017年にかけて「BE・LOVE」(講談社)で連載された、慎結による「ゼイチョー!~納税課第三収納係~」。同作は、滞納者の「お金と心」に寄り添う徴税吏員(ちょうぜいりいん)の姿を描く、魂揺さぶる“ヒューマンエンターテインメントドラマ”。

ノリが軽く脱力系だが仕事のスキルは超一流の饗庭蒼一郎(あいばそういちろう/菊池)と、そんな彼とバディを組む百目鬼華子(どうめきはなこ/山田杏奈)は、市役所納税課で、滞納されている税金を納めてもらう仕事・徴税吏員として働く公務員。税金滞納者の経済状況を把握して自宅を訪問し、時に財産を差し押さえ、税金を納めてもらうように促す“税金の取り立て屋”的存在だ。

しかし、饗庭の本当の職務は税金をただ取り立てることではない。滞納せざるを得ない“払えないワケ”を持つ市民の事情に寄り添い、救う方法を模索していく。

第3話あらすじ

第3話は――

饗庭が勤める、みゆきの市で、親子向けハロウィーンイベントが開かれる。大勢の親子でにぎわう会場には、『子育ての街』をアピールしようとする市長・米田(佐戸井けん太)や副市長・相楽(本郷奏多)も来場し、イベントを仕切る保育課長・町田(坂田聡)は上役たちのご機嫌取りに必死だ。

饗庭や華子ら納税課もカボチャの仮装でお手伝いしていると、お絵描きコーナーで子ども同士のちょっとしたイザコザが起こる。保育園児が描いた家族の絵を、別の保育園に通う園児が破ってしまったのだ。保育課の板谷(中田クルミ)がその場をなんとか収めるが…。

イベントの後、饗庭は後輩の増野(松田元太)から、住民税を滞納しているシングルファーザー・木下裕介(小関裕太)の件で相談を受ける。木下は1年前に妻を病気で亡くして以来、義母(栗田よう子)に頼らず、保育園に通う子ども2人を男手一つで育てているが、仕事と育児に追われて税金のことまで手が回らず、滞納額が膨れ上がっているのだ。

家に行っても会えないため、饗庭と増野は保育課に協力を仰ぎ、保育園のお迎えのタイミングを狙って木下に会おうとすると、そこに、SNSで話題の瀬戸知宏(見津賢)が息子のお迎えにやって来る。木下と同じシングルファーザーの瀬戸は仕事と育児を完璧にこなし、SNS上で『理想のシングルファーザー』と称賛されていた。そんな瀬戸とは大きく違い、仕事と子育ての忙しさに疲弊する木下。どうにかして力になりたい増野だが、木下から「役所を頼るつもりはない」と突っぱねられ、自分の無力さを痛感して落ち込んでしまう。

さらには、離婚してシングルマザーになったことで税金が払えないと言う出渕恵美(大西礼芳)が、税金の執行停止を求めに納税課へやってくるのだが…。

――という物語が描かれる。

■饗庭と相楽の関係にも注目!

さらに、饗庭の財務省勤務時代の同期で、財務省から出向しみゆきの市の副市長に就任した相楽との関係性も描かれる。

相楽は就任初日から市の税収減を厳しく指摘し、強引な徴収計画を打ち出した。なぜ相楽がみゆきの市にやって来たのか、饗庭は疑問に思う。その饗庭には今も忘れられないある重大な出来事があった。それは3年前、目の前で同期の奥林(結木滉星)が財務省の屋上から飛び降りてしまったこと。

奥林は一命を取り留めたが、いまだ意識は戻っていない。救えなかった、そして、なぜ飛び降りたのか理由が分からない饗庭は、飛び降りる直前の奥林と一緒にいた相楽に、掴みかかって問い詰めたが…。

財務省時代は親友であった饗庭と相楽の再会。今や2人の間には深い溝が生まれており、強い緊張感が漂う。さらに、バディの華子が相楽と兄妹の時期があった事実を知り、驚く饗庭。相楽がやってきた真の目的や、奥林が飛び降りた理由、饗庭・華子・相楽の今後の関係性が注目ポイントとなる。

場面写真や、公式X(旧Twitter)などで見ることができる予告動画では、饗庭が相楽に掴みかかるシーンが公開されている。

『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』第3話より/(C)日テレ