アイドルを論じ続けて40年超。「推す」という生き方を貫き、時代とそのアイコンを見つめてきた稀代の評論家・中森明夫が〈アイドル×ニッポン〉の半世紀を描き出す。彼女たちはどこからやってきたのか? あのブームは何だったのか? 推しの未来はどうなるのか?
芸能界のキーパーソン、とっておきのディープな会話、いま初めて明かされる真相――そのエピソードのどれもが悶絶級の懐かしさと新鮮な発見に満ちている。戦後日本を彩った光と闇の文化史とともに、‟虚構”の正体が浮かびあがるアイドル批評の決定版!
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【目次】
まえがき――「推す力」を生きて
序章 それは南沙織から始まった
第一章 1970年代のアイドル体験
note 天皇陛下のアイドル論
note 後藤久美子と宮沢りえ
第四章 〈チャイドル〉ブーム始末記
第五章 さらば、沖縄の光
note 加護亜依は勝新太郎である
第六章 『時をかける少女』の40年
第七章 竹内結子の肖像
note アイドルの未来
第八章 2010年代のアイドル復活
第九章 あいみょんと「下降する時代」
note 平手友梨奈とは何だったのか?
終章 アイドルを「推す」ということ
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【書誌情報】
書名:『推す力 人生をかけたアイドル論』
著者:中森明夫
発売日:2023年11月17日(金)
定価:1,100円(10%税込)
ページ数:256ページ
判型:新書判
ISBN:978-4-08-721289-1
集英社新書
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【著者プロフィール】
中森明夫(なかもり・あきお)
作家/アイドル評論家。三重県生まれ。さまざまなメディアに執筆、出演。「おたく」という語の生みの親。 『アイドルにっぽん』『東京トンガリキッズ』『午前32時の能年玲奈』『寂しさの力』『アイドルになりたい!』『青い秋』『TRY48』など著書多数。小説『アナーキー・イン・ザ・JP』が三島由紀夫賞候補となる。
配信元企業:株式会社集英社
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