エアアジアの持ち株会社キャピタルAの2023年第3四半期業績は、各部門で堅調な成長を遂げた。

 エアアジア・マレーシア、エアアジア・タイ、エアアジア・インドネシア、およびエアアジア・フィリピン(以下「グループ航空会社」)は、89%の好調な搭乗率を維持し、152機による提供座席数1,650万席に対し、1,470万人の旅客を輸送した。パンデミック後の高い旅行需要により、搭乗率は前年同期比で3%改善し、輸送旅客数は約50%増加、提供座席数も約45%増加した。累計では、グループ航空会社の、2019年1月~9月までの旅客数の76%、同期間の総座席数73%以上まで取り戻すことができた。

 国際線需要の拡大により、輸送旅客数が輸送能力の伸びを上回った。特にエアアジア・フィリピンは、国際線で前年同期比368%増となる35万4,000人以上を輸送し、グループ内で大きく貢献した。

 ムーブデジタルでは、airasiaムーブの月間アクティブユーザー数が過去最高の1,540万人に達した。また、BigPayのカード利用者数が150万人に達し、取引量と取引額ともに増加した。

 ロジスティクス部門のTeleportは、国際路線とeコマース業界の健全な成長により、貨物取扱量が2022年度から100%以上増加し、小包配送量が2倍に増加した。

 航空サービス部門では、ADE、Santan、GTRは、運航便増加により着実に成長。特にSantanは、2023年第3四半期、前年同期比86%増の500万個を販売した。

エアアジア・フィリピン