前代未聞の契約が予想される大谷。勝てるチームが彼の第一希望だろう(C)Getty Images

 エンゼルス大谷翔平はオフシーズンでも「主役」の1人として、話題の中心となっている。2度目のMVP受賞も確実視されており、さらにFA市場でもその動向が球界全体から視線が注がれている。

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 すでに、今オフで大谷がエンゼルスを離れると見通すメディアの声もあり、また、多くの球団が「日本人スター」獲得の意思を示していることも伝えられてきた。そして、ポストシーズンも佳境を迎えた現在も、米国内での大谷を巡る報道が途切れることは無いようだ。

 ニューヨークのスポーツ情報を扱う『SNY』は10月24日に、指名打者の補強についてのトピックを配信。その中で、大谷も候補の1人であるとして「メッツがオオタニ獲得に乗り出すのはほぼ確実で、ドジャースジャイアンツなども獲得を狙うことになるが、エンゼルスアナハイム時代にプレーオフ出場ゼロだった大スターとの再契約を試みている」と綴っている。

 さらに、MLB公式サイトでは、レッドソックスのシーズンオフの動きを論じるトピックにおいて、「ここ2シーズン、レッドソックスは成功に恵まれなかっただけでなく、クラブの話題性も欠けていた。ショウヘイ・オオタニの加入ほどこの2つの傾向を早く逆転させるものはないだろう」と主張。続けて「レッドソックスは、オオタニのような驚異的なスキルを持つ選手を獲得できる資金力を持つ、おそらくほんの一握りのフランチャイズの一つである」と大谷獲得へ強い自信を示していることを伝えている。

 また、エンゼルス専門サイト『FanNation HalosToday』では10月25日エンゼルス指揮官であるジョー・マドン氏による大谷の去就についてのコメントを紹介している。2017年オフの米球界移籍時より、西海岸球団でのプレーを望んでいると伝えられていた大谷の意向に言及し「メジャーで数シーズンを過ごし、これまでに成功を収めてきた現在であれば、彼はニューヨークトロント、シアトルサンディエゴ、どこにでも行くだろうと私は信じている」と語ったという。

 まさに、メッツレッドソックスの他、ヤンキースフィリーズなど、多くの東海岸を本拠地とする球団も大谷獲得に乗り出すとも報じられている。今オフ、新天地を求めることになるのならば、マドン氏の言葉の通り、その選択肢はより幅広いものとなるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「どこにでも行くだろう」大谷翔平の”恩師”エ軍前監督が今オフの去就に見解 東海岸の球団にも「日本人スター」獲得の可能性を示唆