ムロツヨシが主演する映画『身代わり忠臣蔵』の追加キャストとして、寛一郎、本多力、板垣瑞生、橋本マナミ、加藤小夏の出演が決定した。併せてフルキャスト勢揃いの“内緒ポーズ”完全ビジュアルも解禁となった。

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 本作は、「忠臣蔵」をベースに“身代わり”という斬新なアイデアを加えて生み出された土橋章宏の同名小説を映画化。大石内蔵助率いる忠義の赤穂浪士たちが、亡き殿・浅野内匠頭の敵である吉良上野介への討ち入りを成し遂げ、見事な最後を迎える国民的時代劇「忠臣蔵」が、新たな登場人物と共に令和の時代によみがえる。原作者の土橋を脚本に迎え、河合勇人が監督、時代劇映画を脈々と生み出し続けてきた東映京都撮影所が製作した。

 主人公・吉良孝証とその兄・吉良上野介を演じるのはムロツヨシ。2役に挑むのは今作が初めてのムロは、性格が真逆の兄弟を巧みに演じ分け、時に皆が怖がる存在として威圧的に、もう一方では明るく熱く演じる。また、プライベートでもムロツヨシと親交が深く、映画としては20年ぶりの共演となる永山瑛太が相手役・大石内蔵助として参戦。「忠臣蔵」の要でありムロと敵対する役どころを演じる。

 この度、先日の永山演じる大石内蔵助が率いる赤穂浪士らに続き、さらなる追加キャストが解禁。ムロツヨシが2役を演じる吉良家に忠誠を誓う家臣たちと、遊郭の遊女たちが明らかになった。

 吉良家内でも随一の剣客である清水一学役に、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第27回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞し、『月の満ち欠け』や11月に公開を控える『首』など話題作への出演が絶えない若手実力派俳優、寛一郎。血気盛んで刀を抜かずにはいられない性分で、頭のネジが少々ぶっ飛んでいる役どころだ。

 吉良家の門番を務める家臣・堀江半右衛門を演じたのは、ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』や映画『前田建設ファンタジー営業部』など、名バイプレイヤーとして数々の映画・ドラマに出演し、舞台やナレーションなど多岐にわたり活躍する本多力。些細なことに驚いてしまい門を突破されがちなビビりの門番をコミカルに演じている。

 映画『ソロモンの偽証 前編・事件/後編・裁判』で、第25回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞し、大河ドラマ『麒麟がくる』をはじめ、幅広いジャンルの作品に出演して注目を集める板垣瑞生が演じるのは、妻と息子を愛する心優しいイクメンの加藤太右衛門役。上野介を恐れてはいるものの、確かな忠誠心をもって遣える家臣という役柄だ。

 そして、孝証と大石が偶然再会するきっかけとなる江戸随一の遊郭・吉原で登場する花魁・高尾太夫役に、大河ドラマ『真田丸』や、NHK連続テレビ小説まんぷく』などに出演する他、映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』など数々の話題作に出演する橋本マナミ。屈強な男さえも無力化してしまうほどの妖美な魅力に、孝証たちも虜にされてしまう。

 高尾太夫とともに孝証たちを魅了する春凪役には、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』への出演を皮切りに、『福岡恋愛白書18春のおとなりさん』でテレビドラマ初主演を果たすなど注目を集める女優、加藤小夏。可憐なルックスとは裏腹に、兼ね備えた妖艶さで男をイチコロにしてしまう遊女を演じている。

 また、今回の追加キャスト解禁を受け、口元に人差し指を添えた“内緒ポーズ”の完全ビジュアルも到着。一癖も二癖もあるユニークで頼もしい家臣たちと華やかな装いの遊女たちの表情もあらわとなり、ついにメインキャスト全員がここに集結した。個性豊かなキャスト陣たちとともに、幕府を騙し抜く命懸けの“身代わりミッション”がどのように繰り広げられていくのか、期待が高まる。

 映画『身代わり忠臣蔵』は、2024年2月9日より全国公開。

映画『身代わり忠臣蔵』フルキャスト勢揃いの“内緒ポーズ”完全ビジュアル (C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会