【明治安田生命J1リーグ第31節】
2023年10月28日(土)
14:00キックオフ
鹿島アントラーズ(6位/47pt) vs 浦和レッズ(3位/53pt)
[県立カシマサッカースタジアム]

◆無冠確定。来季に何を繋げるか【鹿島アントラーズ】

またしても失意のシーズンとなることが決まった鹿島。前節は国立競技場での首位ヴィッセル神戸戦。勝たなければ逆転優勝という大きな夢が潰えるなか、3-1で完敗を喫した。

ここ数年続くスタートの悪さは今シーズンも継続してしまったが、途中5連勝と一気に波に乗り復調した。しかし、徐々に勝ち点を取りこぼすことに。粘りを見せていたが、前節の敗戦でリーグ優勝の可能性は潰えた。

これでまたしても無冠が確定。タイトルだけを目指すチームにとってはこの上ない屈辱だが、チームビルディングを考えればすぐに結果を求めることにも疑問がもたれる。

首位を走るチームとの差を感じた一戦から何を感じたのか。しっかりと残り4試合を来シーズンに繋げられるかがポイントとなる。

岩政監督が求めてきた繋がり。ボールをつなぐことを求めすぎて目的を見誤ると神戸戦のようになる。しっかりとチームとしてやるべきことを通せるか。ポイントはそこにありそうだ。

★予想スタメン[4-4-2]
GK:早川友基
DF:広瀬陸斗、植田直通、関川郁万、安西幸輝
MF:樋口雄太、ディエゴ・ピトゥカ、佐野海舟、仲間隼斗
FW:垣田裕暉、鈴木優磨
監督:岩政大樹

◆タイトルの前にリーグも諦めない【浦和レッズ】

上位対決となる今節を前に浦和はリーグ戦7戦無敗と勝ち点を積み上げ、3位に位置している。首位・神戸との差は「8」と簡単ではない差だが、諦めるわけにはいかない。

しかし、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)との連戦は選手たちに負担がかかっており、ホームでの浦項スティーラース戦は完敗に終わった。

ショッキンな黒星だったが、鹿島戦に向けてターンオーバーしていたことも事実。それでも勝利をというのは当然だが、どの大会でどう立ち回るかが重要だが、今は鹿島戦だろう。

負ければ優勝の可能性は消える状況。1週間後にはYBCルヴァンカップ決勝というタイトルを懸けた戦いが待っている。

ポイントはやはり攻撃陣。守備の堅さは見せているが、良い攻撃ができなければ守備も破綻する。ケガ人などで枚数不足という状況もある中で、どういったパフォーマンスを見せるのか。バウンスバックが求められる。

★予想スタメン[4-2-3-1]
GK:西川周作
DF:酒井宏樹、アレクサンダー・ショルツ、マリウス・ホイブラーテン、荻原拓也
MF:伊藤敦樹、岩尾憲
MF:小泉佳穂、安居海渡、明本考浩
FW:ホセ・カンテ
監督:マチェイ・スコルジャ