オランダ1部のNECナイメヘンは27日、元U－23日本代表DFファン・ウェルメスケルケン・際の加入を発表した。契約期間は2024年夏までとなり、背番号は「15」に決定した。

　オランダ人の父と日本人の母を持つ現在29歳のファン・ウェルメスケルケンは、ヴァンフォーレ甲府の育成組織出身。2013年夏に2部ドルトレヒトに移籍し、オランダでのキャリアをスタートさせた。2017年夏に当時2部のカンブールへ移籍し、2019年夏には1部のズウォレにステップアップを果たした。2022年夏に降格したズウォレからフリー移籍でカンブールに復帰したものの、チームは2部降格の憂き目に遭い、1年で同クラブを退団していた。

　しばらくフリートランスファーが続いていたなか、今週初めにNECのトライアルに参加。首脳陣を納得させるパフォーマンスで契約締結に至り、FW小川航基、MF佐野航大のチームメイトとなった。

　NECのカルロス・アルバースTD（テクニカル・ディレクター）は、「彼が今、我々を助けてくれると確信している。彼はオランダのサッカーリーグに精通している」と、エールディヴィジ通算72試合、エールステ・ディヴィジ（2部）通算129試合に出場経験のある右サイドバックの活躍に期待を寄せている。

　ここまで2勝3分4敗で11位のNECは29日、DF菅原由勢が所属するAZと敵地で対戦する。

昨季はカンブールでプレーしたファン・ウェルメスケルケン・際 [写真]＝Icon Sport