バイエルンは28日、ブンデスリーガ第9節でダルムシュタットをホームに迎え、8-0で圧勝した。

前節、最下位マインツに快勝して首位レバークーゼンを2ポイント差で追う3位バイエルン(勝ち点20)は、4日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)では敵地でのガラタサライ戦を守勢の中、3-1で制した。そのバイエルンは守護神のノイアーがスキー事故から約1年ぶりに戦列復帰、先発となった。

12位ダルムシュタット(勝ち点7)に対し、最前線にケイン、2列目に右からコマン、ムシアラ、サネと並べる[4-2-3-1]で臨んだバイエルンは、4分にアクシデント

GKノイアーのパスを受けたキミッヒがメーレムにボールを奪われ、たまらずボックスぎりぎり外でファウル。キミッヒは一発退場となった。

久々復帰のノイアーが絡んで数的不利となったバイエルンだったが、サネが右足ミドルで、CKからケインがボレーでゴールに迫ると、19分にダルムシュタットにも退場者。ロングカウンターに転じた流れからライマーがボックスぎりぎり外の位置でギャスラに倒されると、VARの末に一発退場となった。

しかし27分にスカルケにノイアー強襲のシュートを打たれると、36分には大ピンチ。ムシアラのボールロストからボックス左へ侵入を許したメーレムに決定的なシュートを許すも、ここもノイアーセーブした。

すると41分、ダルムシュタットに2人目の退場者。ケインがスルーパスに抜け出してボックス手前でマグリツァに倒されると、一発退場となった。

追加タイムにはサネがネットを揺らしたバイエルンだったが、わずかにオフサイドでゴールレスのまま前半を終えた。

前半に3人の退場者が出るブンデスリーガ初の珍事となった中、迎えた後半、開始4分にFKからデ・リフトのヘディングシュートでゴールに迫ったバイエルンは、2分後にケインが先制弾。遅攻の流れからマズラウィの右クロスを合わせた。

さらに56分、ムシアラのスルーパスでボックス右のスペースを突いたライマーのクロスをサネが合わせて加点したバイエルンは、60分にムシアラがFKのサインプレーからコントロールシュートを決めて3点目。

64分にサネがドッペルパック、69分にケインが見事なロングシュートを決めて5点目を挙げたバイエルンは、途中出場のミュラーが6点目を挙げた中、ムシアラもドッペルパック。

88分にはケインハットトリックで締め、終わってみれば8発圧勝としている。