レーティングバルセロナ 1-2 レアル・マドリーラ・リーガ

ラ・リーガ第11節、バルセロナvsレアル・マドリーが28日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、アウェイのマドリーが1-2で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

バルセロナ採点

(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 テア・シュテーゲン 5.5
1失点目はどうにかできた可能性もあるが、2失点共に大きな責任はなし。腕章を巻いて臨んだ大一番でできる仕事はこなした

DF
4 アラウホ 6.5
ややマッチアップの形は変わったが、ヴィニシウスをポケットに入れる再三の好守を見せた。それ以外の局面でもチームを救うカバーリングなどもあった

15 クリステンセン 6.0
結果的に2失点は喫したが、個人としては質の高いパフォーマンスだった

5 イニゴ・マルティネス 6.0
クラシコデビューで攻守に安定したパフォーマンスを披露。2失点目の対応はミスというよりもツキに恵まれなかった

3 バルデ 5.5
可変式の布陣でウイングバックとサイドバックの役割を兼任。攻撃面ではバルベルデの対応に苦戦し、試合序盤以外に大きな見せ場は作れず

MF
6 ガビ 6.5
傑出した運動量と献身性、闘争心を武器に中盤でマルチタスクを完遂。チームは敗れたものの、誇るべきパフォーマンスだった

32 フェルミン・ロペス 6.0
後半はややトーンダウンしたが、ポスト直撃のシュートなどラ・リーガでの初クラシコで自身の特長を出せていた

(→ロメウ 5.5)
中盤で身体を張ってリスク管理を行いつつ、最終盤に際どいシュートも放った

22 ギュンドアン 7.5
ドルトムントの後輩に主役の座を奪われたが、加入後初ゴールを含め遜色ないパフォーマンスを披露

FW
2 カンセロ 6.5
ウイングを基本に変幻自在のプレーで相手をかく乱。守備でもアラウホを的確にサポートした

(→ハフィーニャ 5.5)
負傷明けでスクランブル出場。プレー精度や仕掛けの切れ味はまだまだ

7 フェラン・トーレス 5.5
先制点に絡んだが、それ以外の局面での貢献はやや限定的だった

(→レヴァンドフスキ 5.5)
幾つか見せ場は作ったものの、負傷明けでエースの仕事には至らず

14 フェリックス 6.0
前半に流れを引き寄せる役割を担ったが、マドリー相手にまたしてもゴールはならず。後半はややパワーダウン

(→ヤマル 5.5)
クラシコ最年少デビューを果たしたが、最年少ゴールは次回以降にお預け

監督
チャビ 6.0
負傷者続出の苦境の中で的確なゲームプランを用意してきたが、ベリンガムの勝負強さに屈した

レアル・マドリー採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
25 ケパ 6.0
クラシコデビュー。失点はノーチャンスで、後半立ち上がりにはアラウホの決定機を阻止。流れを引き寄せる重要な役割を果たした

DF
2 カルバハル 7.0
決勝点の起点に。それ以上にリュディガーの失態をカバーしたフェリックスの決定機阻止など守備面での貢献が素晴らしかった

22 リュディガー 6.0
前半はフェリックスの対応に手を焼いたが、後半はしっかりと持ち直して本来の安定感を取り戻した

4 アラバ 5.5
失点場面はやや不運だったが、より良い対応ができたはず。決定的なシュートブロックなど好守もあったが、コンディションや試合勘の部分で本来の出来ではなかった

23 F・メンディ 5.0
指揮官の大一番での抜擢に応えられず。決定的なミスがあったわけではないが、攻守両面で判断や精度に粗が目立った

(→カマヴィンガ 6.5)
悔しいスタメン落ちも後半早い時間帯の投入で攻守に奮闘。とりわけ、攻撃では神出鬼没の動きで相手守備を揺さぶれていた

MF
15 バルベルデ 6.5
決定的な仕事はなかったが、バルデ対策の守備面のタスクを完遂。より前目に役割を変えた後半終盤は攻撃面でもアクセントを付けた

18 チュアメニ 6.0
不運な形で失点に関与。以降は守備面で粘りの対応を見せつつ、持ち味のミドルシュートで見せ場も作った

5 ベリンガム 7.5
前半はチームと共にやや苦戦を強いられたが、試合の流れを変える圧巻のミドルシュートにストライカーさながらの嗅覚で奪った逆転ゴールで初のクラシコで躍動した

8 クロース 5.5
自陣深くでのロストであわや2失点目というピンチを招くなど球際の勝負でやや劣勢に。後半は盛り返し始めたタイミングでの交代に

(→モドリッチ 7.0)
意図せずも決勝点を演出。卓越した戦術眼とプレー精度で劣勢の流れを撥ね返す原動力に

FW
11 ロドリゴ 4.5
直近ブラガ戦での久々のゴールを追い風にしたいところだが、試合から完全に締め出される。覇気のないプレーに終始した

(→ホセル 5.5)
初のクラシコで見せ場はあまり訪れなかったが、前線で泥臭く身体を張って周囲を活かした

7 ヴィニシウス 5.0
アラウホらに完璧に封じられ、序盤に見せた抜け出し以外に効果的なプレーは少なかった。見せ場はチャビ監督とのやり取りと交代時の振る舞いのみ

(→ルーカス・バスケス -)

監督
アンチェロッティ 6.0
胸を張って勝利に導く采配を見せたとは言えないが、ベリンガムの圧巻のパフォーマンスに救われつつ後半に的確な修正策を施した

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ベリンガム(レアル・マドリー)
自身初のクラシコでドブレーテの衝撃デビュー。早くも今季のリーグ戦ゴール数を2桁の大台に乗せた。個の力で奪った同点ゴールに加え、スーパースターに必要な勝負所での仕事と文句なしの活躍ぶりだった。

バルセロナ 1-2 レアル・マドリー
バルセロナ
ギュンドアン(前6)
レアル・マドリー
ベリンガム(後23)
ベリンガム(後47)