スコティッシュ・プレミアシップ第10節が28日に行われ、ハイバーニアンとセルティックが対戦した。

 リーグ3連覇を目指すセルティックは、ここまで9試合を消化し8勝1分無敗で首位を快走中。とりわけ直近では6連勝中と絶好調を維持している。7連勝を目指す今節は、ここまで2勝3分4敗のハイバーニアンの本拠地に乗り込んでの一戦。セルティック古橋亨梧前田大然が前線の一角として揃ってスタメンに名を連ねた。なお、岩田智輝はベンチからのスタート。旗手怜央と小林友希はメンバー外となっている。

 序盤からアウェイのセルティックがやや優勢に試合を進める。しかし、ボールを保持しながらもなかなか良い形でバイタルエリアを攻略できず、決定的なチャンスを作るまでには至らない。18分にはマット・オライリーのお膳立てからパウロ・ベルナルドがシュートを放つも枠を捉えることができず。32分にはカラム・マクレガーがボックス内でシュートを放ったが、GKデヴィッドマーシャルに阻まれた。

 前半終了間際の44分には前田にチャンスが到来。ルイス・パルマグレッグ・テイラーとの連携からボックス内へクロスが供給され、P・ベルナルドが合わせたボールはGKマーシャルセーブ。このこぼれ球に反応した前田が押し込みにかかったが、すぐさま体勢を立て直したGKマーシャルに再び阻まれ、先制点とはならなかった。前半はこのままスコアレスで終了する。

 スコアを動かしたいセルティックは57分に前田とP・ベルナルドを下げて、ジェームズ・フォレストとデイヴィッド・ターンブルをピッチへ。さらに65分にはパルマと古橋に替えてマイケル・ジョンストンとオ・ヒョンギュを投入し状況の打開を図る。その後、セルティックは攻勢を強め、幾度となく相手ゴール前に迫っていくが、なかなかチャンスをものにすることができない。

 最終盤にはCKからフォレストが強烈なシュートを放つも、これは惜しくもクロスバーを直撃。結局、セルティックはボール支配率「71%」、総シュート本数「21本」というスタッツを誇りながら最後までネットを揺らすことはできず。試合はこのまま終了し、セルティックの連勝は「6」でストップした。次節、ハイバーニアンは10月30日にホームでロス・カウンティと、セルティック11月1日にホームでセント・ミレンと対戦する。

【スコア】
ハイバーニアン 0-0 セルティック

セルティックで活躍中の(左)古橋と(右)前田(画像は直近のリーグ戦およびCL)[写真]=Getty Images