狙いの魚が釣れると疲れも吹き飛びます

【2時間の道のりが40分に!?】最新“折りたたみ e-BIKE”でいざ渓流へ! 走破性能をガチ林道で試してみたの画像一覧

渓流釣りが趣味の私は、山岳地帯が雪解けとなる6月から盛夏にかけて“源流”と呼ばれる釣り場を求めて東へ西へ。時には、登山道や林道、尾根を歩いたり、数時間自転車を漕がないと辿り着けない場所での釣りを楽しんでいます。そんな私が気になっているのはもちろん釣り具!ではなく実はe-BIKEなのです。

源流釣りをより楽しめる秘密アイテムがe-BIKE!?

釣りの装備とともに林道に挑んだベネリe-BIKE ZERO N2.0 FAT」なぜいまe-BIKEに注目しているかというと、釣り場までは林道を通行してのアクセスとなるのですが、ほとんどの林道はゲートが設置されており一般車両(自動車)は制限があり通行はできません。排気ガスを排出する自家用車やオートバイは環境面での配慮もあるのでしょう。林業従事者や環境保全の為の車両のみ通行が可能なので、私の釣行では徒歩もしくは自転車でのアクセスとなります。

自転車が通行OKの林道の場合は、延々と続く山道を何時間かペダルを漕いで釣り場近くまでアクセスしています自転車が通行OKの林道の場合は、延々と続く山道を何時間かペダルを漕いで釣り場近くまでアクセスしています。自転車を漕ぐのが目的だったらツライ山道を楽しめるかもしれませんが、私の目的はあくまでも魚釣り! そこで注目したのがe-BIKEという訳なのです。実は、ここ数年釣り場までe-BIKEでアクセスする利用者が増加中で結構気になっていました。

そりゃ、必死に何時間もかけて自転車を漕ぐよりは、電動アシストの恩恵による時短で目的地まで到達できるe-BIKEを利用した方が楽チンなのは間違いありません、その後の釣りにも集中できるというものですよね。

という訳で、今回の釣行は携行性にも優れたフォールディングタイプのe-BIKEを試してみることにしました。イタリアモーターサイクルメーカー「ベネリ」がe-BIKEをリリースしているのを知りWEBサイトをチェックすると、仕様の違った2つのモデルがラインナップされていました。

ベネリe-BIKE ZERO N2.0 FATと共にいざ渓流へ!

釣りの装備とともにZERO N2.0 FATで渓流釣りへ出かけてきました今回、釣りの装備とともに林道に挑んだのは「ZERO N2.0 FAT」。

ベネリe-BIKE ZERO N2.0 FATは幅広のファットタイヤを装着決め手はモデル名の通り幅広のファットタイヤを装着していること。目的地までの悪路走破性能に期待です!

トヨタ アクアなどBセグメント以上の車格があれば後席を犠牲にすることなく積むことができそうクルマへの積載はどうでしょう。愛車フィアット パンダのラゲッジスペースにはちょっと収まらなかったので後部座席へ積んでみました。パンダはかなりコンパクトなので、トヨタ アクアなどBセグメント以上の車格があれば後席を犠牲にすることなく積むことができそうです。

プジョー309のラゲッジスペースに積んでみるとこんな感じこちらも一般的なクルマではありません(?)が、もう1台の愛車プジョー309のラゲッジスペースに積んでみるとこんな感じです。

2時間の道のりが40分に!なんと1時間20分も短縮できた

距離にして約10㎞、標高差約400m! いつもは2時間近くをかけて登る林道を上りますクルマに積んで、いざいつもの釣り場へ向かいます。早朝に到着しましたが、渓流沿いの林道ゲートにはすでに数台が駐車しています。シーズン終了間際(ほとんどの渓流は9月で禁漁となります)ということもあり、ラストチャンスに向けて最後の釣りを楽しもうという、筆者も含めてなんとも往生際の悪い釣り人たちです(笑)。

着替えをしてリュックを背負い準備OK。距離にして約10㎞、標高差約400m! いつもは2時間近くをかけて登る林道ですが、果たして電動アシストが付くZERO N2.0 FATではどのくらい時間が短縮されるのでしょう。

電動アシスト機能と7段階ある変速ギアを使えばストレスなく坂道を駆け上がることができましたいつものMTBライドでは、坂道を数km走った時点で、「この坂道もう無理、下りて押そう」と言うことが何度かあるのですが、立ち漕ぎになるような場面でも、電動アシスト機能と7段階ある変速ギアを使えばストレスなく坂道を駆け上がることができました。

アシストのないMTBでは2時間かかる行軍に対して、なんと40分で目的地に到着アシストのないMTBでは2時間かかる行軍に対して、なんと40分で目的地に到着することができました。時間を短縮できた嬉しさと共に、疲労度の少なさに驚かされました!

早速、沢履と転倒した時に身を守るスパッツ履き替え清流へ。釣りをした日は35℃を越える気温でしたが川の水の冷たさは格別です。冷たい水が足から体を冷やしてくれて幸せ。盛夏だけ味わえるスタイルで1㎞くらい川を釣り上がり、今年おそらくこれが最後の釣行で満足のいく釣りができました。

山岳地帯が雪解けとなる6月から盛夏にかけて“源流”と呼ばれる釣り場を求めて東へ西へ良サイズを上げることができて大満足! 来シーズンはe-BIKEでさらに効率よく楽しむことができそうです。

ベネリe-BIKE ZERO N2.0 FATと共にいざ渓流へ!

ベネリe-BIKE ZERO N2.0 FAT(国家公安委員会 型式認定 交A18-12、交N18-24)
211,750
全長×全幅:1540×590mm 
折りたたみサイズ:全長860×全幅450×全高700mm
電動アシストレベル:4段階
変速:外装7段
車両重量:19kg
サイドスタンドはオプション

16インチモデルの「mini Fold 16」では街乗り

ベネリe-BIKE Mini Ford16 DIRT 価格:220,550円

ベネリe-BIKE Mini Ford16 DIRT(国家公安委員会 型式認定 交A21-55、交N21-63) 
¥220,550
全長×全幅:1410×580mm
折りたたみサイズ:全長940×全幅450×全高650mm
電動アシストレベル:4段階
変速:内装3段
車両重量:19.5kg
サイドスタンドはオプション

渓流釣りはZERO N2.0 FATで行ってきましたが、16インチモデルの「mini Fold 16」では街乗りを楽しんでみました。

簡単にホールディングできます地名通り谷間が連なる我が家周辺の坂道もスイスイ。4段階の電動アシストに加えてハブに内蔵された3段変速のギアで、アップダウンがあっても立ち漕ぎすることなく快適に走れました。デザインもカッコいいし、釣りがメインの目的でなければこちらもありですね。

問い合わせ:ベネリ https://www.benellibike.jp/

文・撮影/奥村純一

【2時間の道のりが40分に!?】最新“折りたたみ e-BIKE”でいざ渓流へ! 走破性能をガチ林道で試してみた