29日放送の『サンデーモーニング』（TBS系）で、関口宏が福岡ソフトバンクホークス・小久保裕紀監督の就任記者会見に驚きの声を上げた。
■小久保監督が「美しさ」を重要視
番組は小久保監督の就任記者会見を取り上げる。そのなかで同監督が「強い、勝つチームは大切だと思うんですが美しさ、美意識と言ってもいいと思うんですが、そこが1番欠けている」「チームに浸透させられるよう務めていきたい」と抱負を語る様子が放送された。
VTRを見た関口は「美しさというのが、私は理解ができないんです。なんでしょう？」とソフトバンク元監督の工藤公康氏に質問をした。
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■工藤氏が持論を展開
工藤氏は「僕の勝手な思いですけど、ファンの方から応援してもらうのがプロ野球なので。その姿や形というのは、すごく僕は大事かなっていうふうには思う」と指摘する。
そのうえで「僕のときもよくやっていたんですけど、ひげを生やしたりとか、普段の服装とかですね、そういう部分にもプロとして見られていることを、もっと意識してやってほしいっていう思いもある」とコメント。
関口が「そういう意味合いですか？」と驚くと工藤氏は「僕なりの考えですよ。小久保くんと話はしていない」と語った。
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■槙原氏「美しい国日本じゃないけど…」
元読売ジャイアンツの槙原寛己氏は「美しい国、日本じゃないですけど」と安倍晋三元首相が掲げていたキャッチフレーズに言及し、関口が「ええ？」と驚いたような声を上げる。
槙原氏はさらに「キャッチフレーズが必要なんでしょうね。風紀を正すじゃないですけども、髪の毛が長かったりだとか、そういうのも個性なんですけれども、ホークスは違うよというところを、もう1回見直してほしいみたいなところから、始めようとしているんじゃないですか」と持論を展開した。
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■工藤氏が能力に太鼓判
関口から小久保監督の「器」を質問された工藤氏は「器は大きいと思う。WBCでも監督をやられた経験もある」と太鼓判を押す。
続けて「僕が球団にお願いして小久保くんを入れたいっていう思いがあったのも、王会長にもお話したんですけど、小久保くんが1番王イズムというか、 強い球団、強いチームを作るためにっていうのは、1番経験もしているし、見ても来ているというふうに思うので。 僕は彼が監督になって日本のなかで、3本の指の中に入るぐらい嬉しく思っている人間です」とコメントした。
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■関口がホークスの低迷を指摘
話を聞いた関口は「本当は優勝をつねにしていけなければいけないといわれるぐらいのチームが、ちょっと最近低迷している」と指摘する。
これに工藤氏は「すみません。僕がきっかけなので（2021年に4位）」と謝罪。苦笑いの関口は小久保監督に「がんばってもらいましょう」と最終的にエールを送っていた。
ソフトバンクは工藤監督時代の2021年に4位となり、藤本博史監督が就任。2022年はマジック1まで行ったものの、最終戦で優勝を逃し、今季は3位に。藤本前監督はAクラスを確保したが、交代となった。
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