高校野球

アメリカで夏季の試合に参加した野球チームの部員6人が、「歓迎の儀式」と称して下級生2人を性的暴行した疑いで逮捕された。『News Station』『New York Post』などが伝えている。

 

■先輩6人が後輩2人を性的暴行

6月15日サウスダコタ州ミッチェル市を本拠地とする少年野球チームが、夏季のトーナメント試合に参加した。

試合会場はミッチェル市から400キロほど離れたラピッド市で、3日間に渡って開催されたため、泊まりがけの遠征になったとみられる。

このとき、野球チームのメンバーであるA(19)、B(18)、C(18)、D(18)、E(17)、F(17)の計6人の男が、下級生の少年2人(ともに16)に「新入り歓迎の儀式」と称して性的暴行を加えたという。

 

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■性的暴行容疑で部員6人が逮捕

事件が発覚したのは、8月になってからだ。ペニントン・カウンティ検察が、加害者6人を性的暴行の疑いで起訴したことから、明るみになった。

担当の検察官は『News Station』に、「当初地元の野球連盟は、本件を『チームの儀式』として処理しようとしていました。こうした行為はチーム内のカルチャーとして、何年にもわたって繰り返し行われてきた可能性があります」と話した。

続けて、「恐ろしいのは、彼ら(チーム全体)がこうした行為を儀式と位置付けていたことです。本件は歓迎の儀式ではなく、強制性交で犯罪行為です」とも述べている。

 

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■6人とも保釈金を払い釈放

起訴された6人は逮捕されていたが、保釈金を払ったのちに釈放されている。

現時点で、AおよびBの2人は高校を卒業済みで、C、D、E、Fの4人は現役の高校生だ。そのうちFは、被害者の1人と同じ高校におり、被害者に100メートル以上近づかないという条件付きで通学を許されたという。

そして今後の裁判では、6人全員が成人として裁かれる予定だ。

 

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■禁固100年超の可能性も

10月3日に開かれた罪状認否では、6人とも「歓迎の儀式で性的暴行ではない」などと訴えて容疑を否認。検察側と真っ向から対立している。

今後、不同意性交などで有罪となれば、AおよびBは最大で禁固刑150年、C、D、E、Fは最大で禁固刑100年の可能性がある。なお同野球チームは、事件発覚後に活動を休止しているという。

少年野球チームの「歓迎の儀式」で先輩部員6人が逮捕 実態は後輩2人への性的暴行