ボーダーコリー

時に驚くべき能力を見せることがあるペットたち。なかでも犬は忠誠心が強く、物事の察知力に優れているという。アメリカ・テキサス州で起こった愛犬と一家のストーリーが話題を呼んでいることを、インドの『NEWS 18』やイギリスの『Mirror』が報じた。

 

■落ち着かない様子の愛犬

8月26日の朝5時頃、寝室で寝ていたアマンダ・タナーさん(44)と夫の元へ、1歳のボーダーコリーである愛犬アレックスダッシュでやって来た。

アレックスはベッドに飛び乗り、夫妻の足を甘噛みして起こすと、急いでドアへ。ふたりを息子ガブリエルさん(17)の部屋へ導き、閉まっているドアの前で落ち着かない様子を見せたそうだ。

 

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■脳卒中を起こしていた息子

アレックスに促されるまま、夫妻がガブリエルさんの部屋のドアを開けると、なんと脳卒中を起こしていた。しゃべっても呂律が回らず、右半身が全く動かなくなっていたガブリエルさんを、アマンダさんたちは急いで病院へ連れて行ったという。

それから2ヶ月が経った今、夫妻によるとアレックスがすぐに察知したおかげで、ガブリエルさんは見事な身体・言語機能の回復を見せているという。

 

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■遅ければ重い後遺症も

ガブリエルさんは「1日でも早く学校へ行って友人たちに会いたい」と話しており、日々リハビリに励んでいる。

脳神経外科のエフェンディ医師によると、あと3時間遅ければ重大な脳損傷と後遺症をもたらしていたといい、「アレックスの判断が彼の健康状態を大きく変えました」と明かした。

アレックスの揺るぎない忠誠心と直感的な危機察知能力には、アマンダさん一家をはじめ、世間から多くの称賛が寄せられている。

 

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■脳卒中は若者でも

この出来事を知った世間からは、「動物は素直で純粋で本当にかわいい。人間よりよっぽど信頼できる」といった声や、「よくやった! 一家の宝物だね」などアレックスを称えるコメントが集まった。

エフェンディ医師は、脳卒中は高齢者だけでなく若者にも起こる可能性があると指摘する。ガブリエルさんによると、過去に健康上の問題はなかったが、前日の夜に軽い頭痛があったそうだ。

その後にいつも通りゲームをして眠りについたが、脳卒中そのものは痛みがなく、視界がぼやけていたことも明かしている。

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■家族を救った愛犬

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