明治安田生命J1リーグの第31節が29日に行われ、残留争いに身を置く16位の柏レイソルと、ACLから中4日で今節を迎えた9位の川崎フロンターレが対戦した。

 試合はボールを保持して攻め込む川崎Fに対して、ホームの柏がボール奪取からの素早いカウンターで応戦。お互いにゴールへと迫る中で先手を奪ったのは柏。40分、自陣でのボール奪取から左サイドのマテウス・サヴィオにボールが渡ると、右サイドへ大きく展開し、スペースでこれを受けた山田雄士が持ち上がってボックス右に侵入してゴールネットを揺らした。

 1点を追う川崎Fは後半の頭から瀬古樹に代えて遠野大弥と投入。得点を奪いにかかるが、後半開始早々に遠野が細谷真大への危険なタックルが一発レッドとなり、川崎Fが数的不利な状況に陥ってしまう。その後は、数的優位な柏が何度かゴールへと迫ったが、リードを広げきれない。すると川崎Fが70分、ワンチャンスをものにする。

 右サイドの高い位置でパスを受けた山根視来が素早くボックス内にセンタリングを送ると、ボックス中央に走り込んできた橘田健人が右足で合わせ、試合は振り出しに。お互いに勝ち点3を手にするべく最後までゴールを狙ったが、試合は1-1の引き分けに終わった。

 J1第31節の試合結果と今節終了時点の順位表は以下の通り。

◆■第31節

10月27日(金)
名古屋グランパス 1-1 サガン鳥栖

10月28日(土)
北海道コンサドーレ札幌 2-1 横浜FC
鹿島アントラーズ 0-0 浦和レッズ
湘南ベルマーレ 1-1 ヴィッセル神戸
京都サンガF.C. 0-1 アルビレックス新潟
セレッソ大阪 1-0 ガンバ大阪
アビスパ福岡 0-4 横浜F・マリノス
FC東京 1-2 サンフレッチェ広島

10月29日(日)
柏レイソル 1-1 川崎フロンターレ

◆■順位表

※()内は勝ち点/得失点差

1位 神戸(62/+28)
2位 横浜FM(60/+23)
────ACL出場ライン────
3位 浦和(54/+15)
4位 広島(51/+10)
5位 名古屋(51/+7)
6位 C大阪(49/+9)
7位 鹿島(48/+11)
8位 福岡(45/-7)
9位 川崎F(43/+2)
10位 新潟(40/-5)
11位 FC東京(39/-3)
12位 鳥栖(37/-1)
13位 札幌(36/-5)
14位 G大阪(34/-18)
15位 京都(33/-8)
16位 柏(30/-14)
17位 湘南(28/-17)
────残留・降格ライン────
18位 横浜FC(26/-27)

◆■第32節の対戦カード

11月11日(土)
14:00 札幌 vs 広島
15:00 鹿島 vs 柏
14:00 湘南 vs 名古屋
14:00 新潟 vs FC東京
15:00 G大阪 vs 福岡
15:00 鳥栖 vs 横浜FC

11月12日(日)
14:00 横浜FM vs C大阪
14:00 川崎F vs 京都
15:00 浦和 vs 神戸