京都府、京都新聞、ARTISTS’ FAIR KYOTO実行委員会は、歴史ある京都を舞台にしたアーティスト主導のアートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO 2024(アーティスツ フェア キョウト)」を2024年3月1日(金)から3月3日(日)に開催いたします。
本イベントは、次世代のアーティストが世に羽ばたくきっかけづくりとして、また来場者とアーティストとのコミュニケーションを生み出す場としてこれまでのアートフェアの枠組みを超えたフェアとして7回目を迎えます。
メイン会場は、今回初となる京都国立博物館 明治古都館と例年インダストリアルな空間で作品を演出する、京都新聞ビル 地下1階に決定いたしました。この趣のあるユニークヴェニューで、ペインティングからテクノロジーを駆使したインスタレーションまで、多種多様な表現手法の作品を展示・販売いたします。

■ ディレクターからのメッセージ

ARTISTS` FAIR KYOTO ディレクター 椿昇

悟空よさらば

失われた30年がどんどん延びて行きそうないま、一体何が失われたのかが重要だ。端的に言えば長く続くデフレの中で給与が増えない事や、少子高齢化の深刻化など様々な要因が絡んでいると思う。しかしその根底にあるのは 「現実以上に落ち込んでゆく諦めの感情」という見えない霧なのでは無いか。液晶テレビ越しにメディアが流す情報は、新旧を問わずどれも金太郎飴のように均質化する。では、日本を嘆いているのかと言えばそうではない。実 のところ世界中が似たり寄ったりのモノカルチャー化に覆われている。SNSは、利便性と引き換えに、AIへの無制限な個人情報の提供と同調圧力を生成したに過ぎない。先日出逢ったチャーミングなアメリカ人大コレクターがウインクしながらこう言った「お金持ちはお金持ちが持っている作品が欲しいのよ!」と。

このフェアは、「自分の好みは他人とは違うのではないか...」という漠然とした想いを確かめる小さなお手伝いを続けて行く。趣味趣向は数多くの作品をコレクションしてゆくうちに変化する。その変化の先に素晴らしい自己が立ち上がる事を保証したい。釈迦の手のひらから出られない悟空はもう過去のものにしようではないか。

■ アドバイザリーボード16組(若手を推薦するアーティスト)

■ 特徴
 
・作家×観客のコミュニケーションによって完成する、オルタナティブなアートフェア
 ・歴史ある京都を舞台に、現代アートの最前線を体感できる

 ・出品アーティストを対象に、特に優れた作品を選出し、活動の後押し行うART AWARDの開催

■ クリエイティブメンバー

 プロデューサー:高岩シュン
 グラフィックデザイン:UMA / design farm
 会場デザイン:dot architects(ドットアーキテクツ)

出品アーティスト 

【若手アーティスト:45 組】( )内は推薦アーティスト、又は公募選出者 
※2023 年 10月 26日現在

東弘一郎(公募)/石田成弘(池田光弘)/石山未来(薄久保香)/伊藤美優(鬼頭健吾)/内海紗英子(公募)/遠藤文香(ミヤケマイ)/大上巧真(大 庭大介)/岡本ビショワビクラムグルン(池田光弘)/Officel(l 公募)/カタルシスの岸辺(小谷元彦)/清方(鶴田憲次)/倉知朋之介(Yotta)/ Christopher Loden(やんツー)/小西梨絵(大庭大介)/佐藤壮馬(公募)/鮫島ゆい(公募)/志賀耕太(田村友一郎)/品川美香(公募)/徳永葵(鶴田憲次)/鳥越愛良(鬼頭健吾)/西垣肇也樹(公募)/西村大樹(公募)/西凌平(椿昇)/花形槙(やんツー)/久村卓(ミヤケマイ)/方圓 (Fang Yuan)(公募)/ブルノ・ボテラ(名和晃平)/松岡勇樹(やなぎみわ)/松元悠(伊庭靖子)/丸井花穂(椿昇)/三宅佑紀(伊庭靖子)/宮原 野乃実(公募)/森山佐紀(公募)/森夕香(公募)/保良雄(加藤泉)/山田愛(小谷元彦)/山羽春季(公募)/山本和真(薄久保香)/山本将吾(田村友一郎)/吉浦眞琴(やなぎみわ)/米村優人(Yotta)/米山舞(ヤノベケンジ)/廖元溢(Liao Yuan Yi)(鬼頭健吾)/リュ・ジェユン(公募)/ 劉李杰(Liu Lijie)(公募)

出品アーティストの作品イメージ(一部ご紹介)

京都国立博物館 明治古都館について

明治古都館は、1897 年(明治 30 年)5 月 1 日に「帝国京都博物館」として開館しました。大和大路通りに面した表門(西門)から七条通りに面する南門に続く塀も、時を同じくして建てられました。設計したのは、宮内省内匠寮の技師であった片山東熊(かたやまとうくま)。日本建築界の草分けの一人です。「宮廷建築家」と呼ばれた片山が手掛けたこの建物の外観はフランスルネサンスバロック様式を取り入れながらも、日本的な抒情性や繊細な感覚が見事に表現されています。建築がすすめられた当初は、古都・京都に洋風の建物は似合わないという反対もあったそうですが、今ではすっかり東山の景観に溶け込み、歴史の一部となっています。内部は玄関ホール、中央ホールのほか、大小 10 室の陳列室及び中庭が左右対称に配置されています。1969 年(昭和44年)には、旧帝国京都博物館本館、表門、札売り場及び袖塀は重要文化財に指定されました。

京都国立博物館 明治古都館

<開催概要>
ARTISTS’ FAIR KYOTO 2024
メイン会場

 会 場:京都国立博物館 明治古都館(京都市東山区茶屋町527)

     京都新聞ビル 地下1階(京都市中京区烏丸通夷川上ル少将井町239)
 日 程:2024年3月1日(金) ~3月3日(日)
 時 間:京都国立博物館 明治古都館 9:30~17:00(最終入場16:30)

     京都新聞ビル 地下1階 10:00~17:00(最終入場16:30)

 URL :https://www.artists-fair.kyoto/

<お問い合わせ>

 ARTISTS’ FAIR KYOTO実行委員会(事務局:京都府文化生活部文化芸術課)

 TEL: 075-414-4219 (10:00-17:00 /土日祝休み)

 H P:https://www.artists-fair.kyoto/


 主催:京都府、京都新聞、ARTISTS’ FAIR KYOTO 実行委員会
 後援:経済産業省文化庁、京都商工会議所、一般社団法人京都経済同友会

 ※取材・掲載についてのお問い合わせ

  取材依頼、画像提供、ご不明点などお気軽にお問い合わせください。

  広報担当:篠原礼子(liil inc.)E-mail:reiko@liil.com / CEL:090-3535-9012

 ※広報画像はこちらからダウンロードいただけます

  https://bit.ly/46yOt0g

配信元企業:京都府

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ