ドレーゲルジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:兎本 雄大)は、分娩室でのプライマリケアから院内搬送、NICUでの集中治療、退院まで柔軟にサポートする開放型保育器Babyroo TN300 (薬機法販売名:オープンケアウォーマーBabyroo TN300 医療機器承認番号:30500BZX00200000)を2023年11月に発売いたします。新生児の未熟な肺の保護に配慮し、児とご両親、そして医療従事者に寄り添い、育む環境をサポートします。

日本における早期新生児死亡率は0.6%*¹と先進国の中でも高水準の医療を提供しているものの、妊婦の高齢化(35歳以上が30%)に伴い、合併症の頻度が増加し3人に1人が何らかのリスクを持つため、今後もハイリスクな妊産婦、新生児に対応する体制の充実が必要です*²。誕生する新生児の約10%*³は蘇生等の特別なケアを必要とする早産児として生まれ、出生直後の迅速かつ適切な処置が予後に影響します。

◆開放型保育器 Babyroo TN300の特徴:

Babyroo TN300


肺保護に配慮した蘇生モジュール
呼吸補助が必要な児には、AutoBreath機能(オプション)を備えた蘇生モジュールが、FiO2、フロー、PIP、呼吸回数、PEEPなどすべての設定換気パラメーターを補助*⁴し、呼吸の安定化と医療スタッフの負担軽減につなげます。また、Babyroo TN300の蘇生モジュールは、標準設定を12時の位置の目盛りに配置したことによりNRP/ILCORガイドラインに沿った標準設定となるように設計されています。

低体温を予防する体温管理機能
出生後に体温が一度下がると28%死亡率が上昇するというデータがあります*⁵。Babyroo TN300は、ラジアントウォーマーとヒーティングゲルマットレス (オプション)の併用により望ましい温度を上下から維持することで、体温管理の徹底を図ります。コンパクトなラジアントヒーターは、処置やケアの際に医療スタッフの障害とならず児を温め続けることが可能で、マットレスを傾けたときでもマットレス全体に均一な熱分布が得られるようになっています。

医療現場のあらゆるニーズに対応する柔軟性
Babyroo TN300は、分娩室(L&D)や新生児集中治療室(NICU)で柔軟に対応できるように設計されています。一体型体重モニタ(オプション)や一体型X線トレイ(オプション)により、児に極力ストレスを与えないように、ミニマルハンドリングでケアすることが可能です。

ご両親の早期スキンシップを促すデザイン
児の安定と発育にカンガルーケアなどのご両親の早期ケアへの参加は重要な役割を果たします。Babyroo TN300は、児とご両親の絆を深めるために、ご家族も使いやすい設計でケアを行いやすい環境を提供します。

Babyroo TN300について、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.draeger.com/ja_jp/Hospital/Neonatal-Open-Care-Warmer

ドレーゲルは、全ての新生児がより良い人生のスタートを切れるよう、刻々と変化する状況でも合併症のリスクを抑え適切な医療を提供するため、脆弱な児とご両親、そして医療従事者をサポートします。進化を続ける新生児医療において、児の成長と発達をサポートするために信頼できるソリューションを提供します。詳しくはこちら:https://www.draeger.com/ja_jp/Hospital/Neonatal-Care

ドレーゲルジャパン株式会社について
ドイツの医療機器および安全機器メーカー Dragerwerk AG & Co. KGaAの日本法人です。「急性期医療のスペシャリストとして、急性期医療をより良くする」をメディカル事業部のミッションとし、医療機器及び関連IT&ソリューション(全身麻酔器、人工呼吸器、保育器、患者モニタ&IT、シーリングサプライユニットや手術用照明機器、関連アクセサリなど)を販売しています。幅広い製品ポートフォリオと高い技術力で急性期医療を全面的にサポートします。医療従事者の皆様と共に急激に変化する医療環境を見据え、患者様のQOLの向上及び、医療従事者の皆様の業務改善に貢献します。また、セイフティー事業部では、保護メガネ、呼吸用保護具、化学防護服、ガス検知警報器、アルコール検知器等の安全機器を販売しています。ドレーゲル社は、生命を守るテクノロジーに特化した企業です。詳しくは、ドレーゲルホームページをご覧ください: www.draeger.com

Drager. Technology for Life(R)
Dragerは「医療」・「安全」技術分野におけるグローバルのリーディングカンパニーです。ドレーゲルの製品は「命」を守り・助け・救います。 1889年に創業し、2022年度には 約30億ユーロの収益を達成しました。ドレーゲルグループは現在190以上の国に支社を構え、16,000人以上の社員と共に「Technology for Life -生命を守るテクノロジー」を実現するため、尽力しています。

参考文献
厚生労働省資料「令和3年(2021)人口動態統計(確定数)の概況」
厚生労働省「第11回 第8次医療計画等に関する検討会」
*³ Website WHO organiation. https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/preterm-birth
*⁴ Positive end-expiratory pressure
*⁵ Laptook A. R., Salhab W., and Bhaskar B., “Admission Temperature of Low Birth Weight Infants: Predictors and Associated Morbidities,” Pediatrics, vol. 119, no. 3, pp. e643-e649, 2007.

薬機法医療機器承認情報:

販売名:オープンケアウォーマーBabyroo TN300

承認番号:30500BZX00200000

製品名:Babyroo TN300

配信元企業:ドレーゲルジャパン株式会社

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