12月1日(金)から公開される映画『エクソシスト 信じる者』から、キャストや製作陣が映画の魅力を紐解いていく特別映像が到着した。

【写真を見る】悪魔に憑依された2人の少女とその家族が直面する壮絶な恐怖が描かれる

本作は『ゲット・アウト』(17)、『M3GAN/ミーガン』(23)など異色のヒット作を生み出す制作プロダクション「ブラムハウス」が贈るスリラームービー。「ハロウィン」シリーズ3部作を手がけたデヴィッドゴードン・グリーンが監督、脚本を務めて描くのは、悪魔に憑依された2人の少女をめぐる壮絶な物語。娘が同じ経験をした過去を持つ母親クリス・マクニールを、オスカー女優のエレン・バースティンが『エクソシスト』(74)以来50年ぶりに演じる。

街がハロウィン一色に染まる本日解禁されたのは、キャストや製作陣の貴重な証言が収められた特別映像。監督を務めるグリーンの「憑依を描いた映画は人を虜にする」という言葉に続き、本作で悪魔に取り憑かれてしまう2人の少女、アンジェラ(リディア・ジュエット)とキャサリン(オリヴィア・オニール)も自身の役柄について説明。そんな2人の少女の親は正反対の特徴を持ち、アンジェラの父親、ヴィクター(レスリー・オドム・Jr)は既に信仰を捨てたシングルファーザーなのに対し、キャサリンの親、ミランダ(ジェニファー・ネトルズ)とトニー(ノーバート・レオ・バッツ)は毎週教会で行われるミサへと熱心に通うほど信心深い5人家族である。この設定についてグリーンは「憑依された子を持つ親のもろさを描いてる」と解説し、本作では取り憑かれた少女たちだけでなく、極限状態に陥った際の親の行動も重要である旨をほのめかしている。

続けて「50年前に演じた役に戻るということはクリスの50年の人生を想像するということ」と語るのは1974年のオリジナル版『エクソシスト』にて、悪魔に取り憑かれた少女の母親クリス・マクニールを演じ、新章となる本作で再登場を果たしたオスカー女優エレン・バースティン。そんな彼女をレスリーは「エレンは本作の宝だ」と語る。エレンは「恐ろしいことです。自分自身が内なる力に支配されてしまうなんて。憑依は昔からあった。場所、宗教、文化を超えた普遍的な現象と言えますね」と本作で起きていることが必ずしもフィクションだと断定することはできず、”憑依“というものは我々の生活の中に既に根付いているものであるとも語っている。

オリジナル版『エクソシスト』が史上最恐の映画の1つであるとともに、ホラーというジャンルにおける指標だと位置づけるのは、数々のホラー映画を生みだしてきた“恐怖の工場長”ことジェイソン・ブラム。このたび本作の製作を務めたブラムは「『エクソシスト』は革新的な作品だったから、そのことを僕たちはこの新章で称えたかった。あの観る者を不安にさせるような物語に回帰するように努めました。この作品で描かれているのは、自分の世界の全てである唯一の子どもを奪われそうになった時に親が味わう恐怖だけではない。この異常な世界から誰かを救い出そうとする時、人間はいかに自分の信条の変化を受け入れようとするのかというところを描きたかったんです」と、誰もが認めるホラー映画の金字塔の新章をつくり上げていくうえで、外すことのできないこだわりについて説明している。

劇場公開に向けてどんどん期待が高まっていく『エクソシスト 信じる者』は、IMAXやDolby Cinemaといったラージフォーマットでの上映も決定。極上の恐怖を最先端の上映環境で堪能しよう!

文/スズキヒロシ

『エクソシスト 信じる者』圧倒的な恐怖に迫った特別映像がハロウィン当日に解禁!/[c]Universal Studios. All Rights Reserved.