ユヴェントスは、アーセナルに所属するガーナ代表MFトーマス・パルティの獲得を画策しているようだ。30日付けでイギリスメディア『デイリー・ミラー』が報じている。

 今回の報道によると、ユヴェントスは今月フランス代表MFポール・ポグバドーピング検査の陽性反応が見られたこと、およびその後の出場停止処分に備えるため、中盤選手の補強を画策しているとのこと。そこでトーマスに白羽の矢が立ったようだ。

 現在30歳のトーマスは、2020年にアトレティコ・マドリードからアーセナルへ移籍。ここまでコンスタントに出場を重ねて同クラブの中盤を支えてきたものの、近年は怪我の影響や、イタリア代表MFジョルジーニョ、ドイツ代表MFカイ・ハフェルツ、イングランド代表MFデクラン・ライスら新戦力の加入により出場機会を減らしている。今シーズンもリーグ戦では3試合の出場にとどまっている状況だ。

 ユヴェントスはそんな状況も踏まえて、2023年1月の移籍市場でトーマスの期限付き移籍を成立させたいと考えているという。アーセナルのミケル・アルテタ監督は同選手について「我々にとって重要な選手だ。チームでプレーし続けてほしいと思っている」とコメントしているが、果たしてトーマス自身がどのような選択を下すのか、注目が集まる。

アーセナルに所属するトーマス(左)とユヴェントスに所属するポグバ(右) [写真]=Getty Images