アニメ映画鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』より、ハロウィンを記念して、本作に登場する妖怪たちのシルエットをとらえた場面カットが一挙公開された。

【写真】妖怪たちの姿が明らかに! 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』場面カット

 水木しげる生誕100周年記念作品となる本作は、初めて語られる鬼太郎の父たちの物語―かつての目玉おやじと水木の出会い、そして鬼太郎誕生へと続く2人の運命を描く。監督は古賀豪、脚本は吉野弘幸、キャラクターデザインを谷田部透湖が担当する。

 声優キャスト陣は、テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(第6期)で鬼太郎を演じた沢城みゆき目玉おやじを演じた野沢雅子に加え、おなじみのキャラクターに似たある少年役として古川登志夫が参加。

 かつての目玉おやじを演じるのは、『鬼滅の刃』で鬼舞辻無惨を演じた関俊彦。今回、初めて「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズに参加する関は「まさか、鬼太郎の父で参加することができるとは! この仕事をやっていて良かった」とコメントを寄せている。

 水木役は、『テニスの王子様』シリーズの忍足侑士役で知られる木内秀信。関と同じく本シリーズ作品への参加は初めてとなるが、「水木しげる先生生誕100周年の記念に制作される映画だと知り、そのような大きな節目の作品に、大役を演じさせて頂くことに背筋が伸びる思い」とコメント。

 さらに、種崎敦美小林由美子白鳥哲飛田展男中井和哉沢海陽子山路和弘皆口裕子釘宮理恵石田彰庄司宇芽香松風雅也ら豪華な顔ぶれが集結した。

 今回、10月31日ハロウィンを祝して、本作に登場する妖怪たちのシルエットを捉えた場面カットが公開された。秋の収穫を祝い悪霊を追い出す古代ケルト人の祭りが起源となるハロウィン。世界中で盛り上がる祝事で、子供や大人が「お化け」などに扮し、街を闊歩しながら御馳走やお菓子を食らう行事で、最も“妖怪”や“怪奇”に注目する1日となっている。

 行方不明になった妻を探すために、恐怖の舞台となる哭倉村(なぐらむら)を訪れた鬼太郎の父(かつての目玉おやじ)と、自身の出世のため勤め先の帝国血液銀行からの密命を背負い、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族に近づく男・水木。彼らが村の謎を調査していると、禍々しく異様な雰囲気を放っている朱色の鳥居がそびえたつ場所にたどり着く。

 解禁されたシーンカットでは、鳥居を囲んでいる周辺の木々の葉は枯れ、明らかに人ではない者の叫び声が聞こえてきそうな気配が…。さらに恐怖を感じる水木の前に、頭頂部が炎で燃えている鳥類のような妖怪、1つ目の巨人妖怪、大型百足妖怪といった、おぞましい妖怪たちが出現するなど、本作の世界観を説明する上で、最も重要な一面が垣間見ることができる。

 水木しげる生誕100周年の記念作品となり、大人向け本格ホラーテイストに挑戦する本作。今回届いた場面写真では、シルエットと怪しく光る眼だけで、どんな妖怪が出てくるのかは未だ明かされていない。劇場で妖怪たちの姿も探しながら、本作独特の世界観を満喫してほしい。

 アニメ映画鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、11月17日より公開。

映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』場面写真 (C)映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会