日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO:佐藤 雅之、以下:日揮HD)は、再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニア製造技術の実証プラント(以下:実証プラント)の建設工事を開始するにあたり、本日、福島県浪江町 棚塩産業団地内の現場で起工式を実施したことをお知らせします。

本実証プラントでは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)グリーンイノベーション基金事業※1の一環として旭化成株式会社と共同採択された「大規模アルカリ水電解水素製造システムの開発およびグリーンケミカルプラントの実証」プロジェクト※2(以下、本プロジェクト)のための実証運転が行われます。

起工式には、日揮HD 代表取締役会長CEO 佐藤 雅之、日揮HD 常務執行役員 Technology Commercialization Officer(TCO)サステナビリティ協創ユニット部長 秋鹿 正敬などの事業関係者が出席し、安全祈願の神事として鍬入れを行いました。その後、ご来賓挨拶として浪江町 吉田 栄光 町長、経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 井上 博雄 部長、NEDO 大平 英二 ストラテジーアーキテクトから、それぞれお言葉を頂きました。

全体風景
鍬入れの様子

日揮HDは2021年8月より、本プロジェクトにおいて旭化成株式会社と共同で再生可能エネルギー由来の水素を原料にグリーンアンモニアをはじめとしたグリーンケミカル製造のプラント運転を最適化する「統合制御システム」の開発、ならびに本プラントにおける実証を目指しています。本年3月には浪江町と、実証プラントの立地に関する基本協定を締結※3しました。

本実証プラントは2024年度内に運転開始し、2026年度までの稼働を予定しています。本実証を通じ、日揮HDは統合制御システムの検証およびさらなる改善を含めたグリーンアンモニア製造技術の確立に取り組みます。

再生可能エネルギー由来の水素を利用したグリーンアンモニア製造は、アンモニア製造プロセスの低炭素化に貢献することが期待されており、日揮HDは、本プロジェクトを通じ再生可能エネルギー由来の水素を原料とする、効率的・安定的なグリーンアンモニア製造技術の確立を目指していきます。

※1 グリーンイノベーション基金の採択について(NEDOプレスリリース)

https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101471.html

※2 大規模水素製造システムを活用したグリーンケミカル実証プロジェクトを開始

(日揮HDプレスリリース)

https://www.jgc.com/jp/news/assets/pdf/20210826j.pdf

※3 再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニア製造技術の実証が進展(日揮HDプレスリリース)

https://www.jgc.com/jp/news/2023/20230322-3.html

<グリーンアンモニア技術実証事業について>

事業体制

日揮HD、旭化成の共同採択事業

「大規模アルカリ水電解水素製造システムの開発およびグリーンケミカルプラントの実証」

事業概要

・再生可能エネルギー由来の水素を利用したアンモニア製造

・プラントの運転最適化に向けた統合制御システムの開発と利用

期間

2022年度下期~2026年度末

場所

福島県浪江町 棚塩産業団地内

敷地面積

約9,000 平方メートル

アンモニア製造能力

日量4トン

配信元企業:日揮ホールディングス株式会社

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