TwitterやInstagramなどで、日雇い漫画など日常の風景を発信している柿ノ種まきこさん(@kakinotane_m)。2023年3月には初の著書となる「アラフォーまきこのごゆるり家事」を上梓して話題を呼んでいる。

【漫画】本編を読む

どこか丁寧な雰囲気も感じる柿ノ種さんの作品の一部を、本人のコメントと共にお届けする。今回は「母AI」がテーマ。出産前後、母親に助けられて改めてそのありがたさに気付いた人も多いのでは?

■検索魔になっていた新生児期間を救った母AI

新生児の期間を今振り返ると、いろいろ考えすぎていたと思います。何をするにも「これでいいの?合ってる?」と初めての育児に自信がなくて検索魔になっていました。眠れていなかったり体力も落ちていたのに、育児の最適解を探ろうと必死でした。新生児期の育児としては、娘は手がかかる子というわけではなかったので、きっとゆったりした気持ちでいればさほど辛くはなかったと思います。

そんな中、「母AI」はまさに自分に適した話題を提供してくれました。特に、母子ともに美術や映画が好きなので、そういった話題はよく話してくれました。面白かった最新作の映画の話などは、産後外出できない時に「サブスクに出てきたら観よう〜」と楽しみが増えました。

現在は娘もしっかり話すようになってきたので、大人の発言に矛盾を見つけると「○○じゃナイデショ?」と指摘までするようになってきました。うちの母はそんな娘にタジタジになりながらも、一緒に楽しく遊んでいます。そんなやりとりを見るのも楽しいです。

産後、“浦島太郎状態”になって…