NPO法人リスニングママ・プロジェクトは、「聴く技術」を広める講座・研修事業を提供しています。
「生きる力を育む☆子どもの話を聴くコツ講座」は、オンラインと対面(PTAや自治体助成事業)で、過去100回以上開催されてきました。
子どもの思いに共感し、受容や尊重を大切にしながら、大人の意見もどう差し出していけたらいいか?
子育てに関わる大人が、子どもと向き合うためのコミュニケーションについて学べます。
国連が掲げる「子どもの権利条約」の4原則にある『子どもの意見を尊重』の実現に向けた講座です。

 「世界こどもの日」は、1954年、世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的として、国連によって制定されました。

 毎年11月20日には、子どもの権利の認識向上と子どもの福祉の向上を目的として、世界中で子どもたちが主体となって参加する催しが行われています。子どもに関わるすべての人が、子どもの権利条約にうたわれている権利の実現に向けて取り組むことはもちろん、子どもたち自身が、自分たちの持つ権利について知り、学び、声を上げていくことがとても大切です。

 1959年11月20日には国連総会で「子どもの権利宣言」が採択され、その30年後の1989年11月20日、すべての子どもに人権を保障する初めての国際条約『子どもの権利条約』が、国連総会で採択されました。この条約が生まれたことにより、世界中で子どもの保護への取り組みが進み、これまでに多くの成果が生まれました。

参考資料 https://www.unicef.or.jp/wcd/

  • 子どもの権利条約とは?4つの原則

1.差別の禁止(差別のないこと)

すべての子どもは、子ども自身や親の人種や国籍、性、意見、障がい、経済状況などどんな理由でも差別されず、条約の定めるすべての権利が保障されます。 

2.生命、生存及び発達に対する権利(命を守られ成長できること)

すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療、教育、生活への支援などを受けることが保障されます。

3.子どもの最善の利益(子どもにとって最もよいこと)

子どもに関することが決められ、行われる時は、「その子どもにとって最もよいことは何か」を第一に考えます。

4.子どもの意見の尊重(意見を表明し参加できること)

子どもは自分に関係のある事柄について自由に意見を表すことができ、おとなはその意見を子どもの発達に応じて十分に考慮します。

参考資料 https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_rig.html

 「生きる力を育む☆子どもの話を聴くコツ講座」では、上記原則4.の『子どもが意見を表明し参加できること』を実現していく為に、大人が実践出来ることを学べます。

  • 講座を学ぶことによって得られる効果は?

・大人が子どもに対して自由に意見することを押さえつけたり、子どもの意見をコントロールすることなく、寄り添いを持って接することで、子どもは伸び伸びと生きていくことができます。

・大人は、対立や管理することなく、温かく見守り、子どもの生きる力(自分で考える力や援助希求力、レジリエンスなど)を育む関わりができるようになります。

・子どもがネガティブな意見も我慢することなく話し、受け止めて貰える経験は、子どものメンタルの安定や自己肯定感の向上と維持にも繋がります。

・自分の気持ちや意見を尊重された経験を持つ子どもは、学校教育や社会において自分の意見を表現することに恐れやためらいがなく、自分には社会をよりよく変える力があると信じ、参加し、行動することができるようになります。

・大人は、子どもを受容した上で、大人自身の意見も大切にしながら、成長、変化する子どもと共に、生きていくことができます。

 現在子育てしている世代が子どもだったころ、子どもは自分の意見を言うよりも、「大人の言うことを聞くことができる」ことのほうが歓迎される風潮がありました。その中で育って親になった今、子どもの気持ちに寄り添うことや、意思を大切にすることの「やり方がわからない」「お手本が身近にない」などの声が聞かれます。これまでのやり方ではない、新たな具体的な方法を学ぶ場として、この講座は好評を得ています。

  • 講座概要

■日時:日本時間 2023年11月20日(月) 11:30~13:30

■場所:オンライン開催 zoom利用

■対象:3歳くらい~中学生くらいまでのお子さんの養育に関わる方

■定員:6名 

■費用: クレジットカード決済 3150円/ ゆうちょ銀行振込 3000円(振込手数料は参加者負担)

■申込及び詳細はコチラから:https://coubic.com/lis-mom/140536

  • これまで受講された方の感想(抜粋)

*「聴く」ことがこんなにも奥深いものだとは思いもよりませんでした。講座受講後、早速子どもとのコミュニケーションの際に、頷きとオウム返しを実践してみたところ、いつもより沢山話をしてくれました。今まで、どれほど相手の話を遮っていたか、自分が聞きたいことだけ聴いて、相手が話したいことを聴いていなかったかを痛感しました。これから、「聴く」を習慣化していきたいと思います。

*自分と向き合うよい時間になりました。 誰もが生きづらい世の中、大人自身が自己肯定していかなければ子どもと向き合うことは難しいな、と改めて感じました。

*講座の中で「○○と思っている、○○してしまうお母さんが多い」と聞いた時に、自分だけではないのだな、と安心したと同時に、同じような悩みを抱えたりする方に、この講座の内容が届くといいなと感じました。

*堅苦しくなく、 「なるほど~!そういう時あるなぁ~!わかる~!」と自分に当てはめやすく、お話が自然と入ってくる感じでとても聴きやすかったです。 普段の子どもたちとの生活でプラスになりそうな事を沢山聞けたので、やってみたいと思います。

*日頃、子供の話の聴き方に悩んでいたせいか、講座が終わったあと、心がスッキリしており、子供の話を聴くことにワクワクすら感じている自分がいました。子供だけでなく、全ての対人関係にも役立つ内容!

*聴くことにもコツや技術があり、そのちょっとした心掛けで今後の子供との関係が変わったり、子供の生きていく力を育むことができるなど、物凄い沢山のことを得られるのだと学びました。 講座の雰囲気は優しく安心な空気で、とても素敵な講座でした。

*人間の土台になる自己肯定感を育むために、聴いてもらうことの大切さを痛感。自己肯定感があってこそ、安心して自分を信じて挑戦したいと思うのかな。おはなしDAYで感じるなんとも言えない幸せな気持ちや「自分は今のままでいい、どんな感情を出しても受け容れてくれる人がいる」と思うと安心するし、自己肯定感も高まるし、生きている価値があると思える。そんな気持ちを子どもや家族にも体感してほしい。自分の周りの人が幸せを感じられるように「聴く」を改めてしてみたい。

東日本大震災をきっかけに立ち上がったNPO法人です。子育て中の母による母のための共感的傾聴で、育児支援を行っています。

主力事業の「おはなしDAY(妊婦さんからママの話を20分聴く無料の傾聴サービス)」の他、主に子どもの養育に関わる人を対象として、話を聴くこと、聴き方を伝えること、聴き手を養成する事業を行っています。

配信元企業:NPO法人リスニングママプロジェクト

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