株式会社顧客時間(共同CEO代表取締役:岩井琢磨・共同CEO取締役:奥谷孝司/以下、顧客時間)は、2023年11月27日にイベント「CX TALK KOBE -ローカル認証が生み出すサスティナビリティビジネス-」を開催します。

顧客時間は、優れた場(Place)を通して企業と顧客がつながり続けることの価値に重きを置き、それを昇華させるための顧客体験設計を中心とした事業支援を実施しています。そのような“つながり続ける価値”を体現している場としてオレゴン州ポートランドに注目し、地元を愛し誇れるコミュニティを形成する要因の一つとしてローカル認証「Salmon-Safe」に出会いました。

ローカル認証とは、「特定の基準を満たす地域の企業や事業活動・拠点・商品などに対して付与される認証」です。地域における生産者・流通・消費者のすべてが一貫してその認証価値を共有し、付与された商品等を積極的に選択することによって、地域におけるサスティナブル・ビジネスを生み出しています。

今回のCX TALKでは、いま国内外で注目される「ローカル認証」を通して、サスティナブル・ビジネスを生み出す仕組みを紹介します。

ローカル認証の先進地のひとつである米国Portlandからは、アメリカ西海岸の主要河川の流域をひとつの「地域」と捉え、その水質保護を進める「Salmon-Safe」が来日。ポートランド市・NIKE・地域クラフトビールなど多様な行政・企業との取り組みと、それが地域においてどのような共有価値を生み出しているのかについてお話しいただきます。

会場となる神戸からは神戸新聞が登壇。地域の牧場・水田・酒蔵のつながりから生まれた日本酒「環(めぐる)」事業を紹介します。液肥を提供する牧場・農家・酒蔵をつないだ資源循環の取り組みと、そこから生み出される事業の可能性についてお話しいただききます。

さらにローカル認証研究の国内第一人者である鳥取大学の大元先生をお招きし、その可能性と動向について幅広い事例と共に伺います。

ローカル認証という仕組みは、サスティナブルな価値を持つ商品を認証するだけでなく、その共有価値によって生産者・流通者・使用者がつながる新しい形の地域コミュニティを形成しています。その繋がりによる事業創造の取り組みは、真のサスティナブルビジネスを築くプロセスそのものと言えるでしょう。

今回のイベントを通し、地域における共有価値を基点とした新しいビジネス創出の可能性を共に探求したいと考えています。

地域ビジネス、サスティナブルビジネス、コミュニティ、新規事業開発などに関わる多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

【イベント概要】

  • CX TALK KOBE -ローカル認証が生み出すサスティナブルビジネス-

  • 開催日時: 2023年11月27日(月)12:30~15:00

  • ※終了後弓削牧場ツアー45分程度、その後懇親会実施(牧場ツアーと懇親会参加は任意)

  • 会場: 弓削牧場 チーズハウスヤルゴイ(兵庫県神戸市北区山田町下谷上西丸山5-2)

  • 定員: 30名

  • 参加費: 税込5,000円(ランチ、ドリンク含む)

  • 申し込み: https://www.kokyaku.co.jp/news/event/cxtalkkobe/

  • 協賛: Lazuli株式会社

【イベントコンテンツ】

  • オープニング「弓削牧場について」

  • Key Note「ローカル認証 - 地域がつくる流通の仕組み - 」

  • 大元鈴子(鳥取大学 地域学部准教授 )

  • ローカル認証研究の第一人者である鳥取大学准教授の大元鈴子先生から、ローカル認証の仕組みや地域ビジネスへの価値について、各地の事例を交えお話しします。認証設置の背景にある地域の実情、途上の苦労、今後の課題も含め、地域発信型の仕組みの体系化と実用化について考えます。

  • Session1「What is Salmon-Safe?」

  • Kevin Scribner(Salmon-Safe)、大元鈴子(鳥取大学 地域学部 准教授 )、奥谷孝司(顧客時間)

  • Salmon-Safeは、パシフィック・サーモンの生息域であるアメリカ西海岸全域の主要な農業流域や都市流域で実施されているローカル認証です。Salmon-Safeが本部を構えるオレゴン州ポートランド市では、市をあげて同認証の取得を推進しています。本セッションではSalmon-Safeの中心メンバーであるKevinさんをポートランドからお招きし、長年交流がある大元先生と共に、Salmon-Safeの歴史やその意義について対談形式でお話しします。

  • Session2「神戸新聞が推進する地域デザイン事業」

  • 辻本一好(神戸新聞)、三宅秀幸(神戸新聞)、奥谷孝司(顧客時間)

  • 神戸新聞は、2019年からエネルギーと環境の視点から新しい地域デザインを描くSDGsプラットフォーム「地エネと環境の地域デザイン協議会」を推進しています。この取り組みでのプロジェクトから生まれた日本酒「地エネの酒 環(めぐる)」。同プロジェクトを牽引する神戸新聞の辻本さんと三宅さんに、神戸新聞が地域デザイン事業を手がける理由や、ローカルビジネスの可能性についてお聞きします。

  • ラップアップ「ローカル認証が生み出すサスティナブルビジネス」

  • 奥谷孝司(顧客時間)、岩井琢磨(顧客時間)

【イベント会場 弓削牧場について】

イベント会場である弓削牧場(ゆげぼくじょう)は、神戸の市街地から車で約30分、標高400mの裏六甲の豊かな自然に囲まれた、国内でも珍しい都市部近隣に位置する牧場です。

できるかぎり牛の生態に合わせた健康的な飼い方を大切にしながら牛乳をしぼり、チーズやお料理、お菓子づくりをはじめ、ハーブやお野菜、ホエーの利用、養蜂、牛ふん堆肥の製造、バイオガスなど、ここでしかできない弓削牧場の酪農を目指していろいろな可能性に挑戦しています。

また、2014年より神戸大学との共同研究プロジェクトとして進めている小規模バイオガスプラントでは、牛のふんや尿だけでなく、チーズ工房から出る残渣などを活用して、再生可能エネルギーのバイオガスを生産し、その副産物である消化液を有機JAS資材として認証取得。地域の農家や造園事業者などとともに実証実験を行っており、今年からは「弓削牧場バイオガス米」を地域の農家と連携して栽培、販売を開始します。この取り組みは2023年3月に「神戸SDGs大賞」を受賞しました。

URL:https://www.yugefarm.com/

【協賛企業 Lazuli株式会社について】

Lazuliは2020年7月に設立されたスタートアップです。高度なAI技術を駆使し、クラウドサービスとして、DXやEC、マーケティングの担当者など、ビジネスに関わる誰もが世界中の商品情報を利用できるSaaS「Lazuli PDP」の開発・提供を進めています。商品が製造、流通、販売される中で、企業間、あるいは企業内においてもスムーズに同期されていない商品データの課題の解決に努めており、メーカーや小売、製薬業におけるサイロ化されたデータを統合・整備することで、DX推進を支援します。ビジネスに携わる人々が容易に商品の情報にアクセスできる世界の実現を目指します。

URL:https://lazuli.ninja/


【会社概要】

株式会社顧客時間
本社所在地: 大阪府大阪市北区中之島2-2-7
共同CEO 代表取締役: 岩井琢磨
共同CEO 取締役: 奥谷孝司
主な事業内容: チャネル開発やチャネル変革を、DX、D2C、OMOなどの領域で独自メソッドを軸に開発+設計+実装支援。伴走型のマーケティングコンサルティング、事業変革や事業開発実現に向けた社内意識醸成のための講演やワークショプ等のサービスも提供。
URL: https://www.kokyaku.co.jp

配信元企業:株式会社顧客時間

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