MBS・TBS系列全国28局にて放送・配信中のアニメ「呪術廻戦」(毎週木曜夜11:56-深夜0:26)より、11月2日(木)放送・配信の第39話(第2期15話)「揺蕩-弐-」のあらすじ・先行カットが解禁。また、本作に登場する禪院真希を演じる小松未可子、七海建人を演じる津田健次郎、禪院直毘人を演じる中田譲治のオフィシャルインタビューも公開された。
【写真】特級呪霊・陀艮(CV.三宅健太)に攻撃を仕掛ける暴走状態の伏黒甚爾(CV.子安武人)
■「呪術廻戦」とは
同作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中、シリーズ累計発行部数8000万部を突破している芥見下々による同名コミックが原作。2020年10月から2021年3月までテレビアニメ第1期が放送され、国内のみならず全世界で反響を呼んだ。初の映画化となる「劇場版 呪術廻戦0」は、全世界興行収入265億円の大ヒットを記録した。
■第15話「揺蕩-弐-」あらすじ
特級呪霊・陀艮の領域展開「蕩蘊平線」により窮地に追い込まれた七海、真希、直毘人。そこに現れた伏黒の加勢により死地に活路を見出すが、そこに甚爾が乱入。暴走状態の甚爾はそのまま強者である陀艮に攻撃を仕掛ける。
一方、美々子と菜々子は、脹相との闘いで意識を失った虎杖の下に。
――「渋谷事変」の物語に触れての印象を聞かせてください。
津田健次郎(以下、津田):「呪術廻戦」自体がおどろおどろしく、その中に人間ドラマやアクションシーンなどいろいろな要素が入った作品だという印象です。「渋谷事変」では「渋谷」というよく知っている場所が舞台だからこそ、恐怖感がパワーアップしていると思いました。
小松未可子(以下、小松):第1期でも濃い戦いを繰り広げていましたが、それが「序章だったのでは?」と思わされるほど物語が急加速していますよね。津田さんがおっしゃったように、身近にある場所だからこその恐ろしさ、それと同時に「自分の知らないところで本当にこんなことが起こっていたら?」というワクワク感も感じています。
中田譲治(以下、中田):僕はアニメでストーリーを追っているのですが、「渋谷事変」第30話(第2期6話「そういうこと」)の始まりには驚かされました。1年ズの日常が描かれていて「こんなにのんびり始まって良いの?」って(笑)。でも、後半から一気に不穏な雰囲気になり、メカ丸と真人の怒涛(どとう)のアクションシーンへと続き……上手い! 「『呪術廻戦』ならではの対比の妙だなさすが!」と思いました。この先の展開も本当に気になっています。
――第38話、第39話では、呪霊・陀艮(だごん)との戦いが描かれました。演じてみていかがでしたか?
津田:一級呪術師が2人もいるのに苦戦したのが衝撃的でした。この前の話数で七海が野薔薇に「ここからの戦いは、一級(わたし)で最低レベルです」と言うシーンがありましたが、本当にそうだな、と。アフレコでは、七海が今までにないくらい激怒したり、感情を表に出すシーンが多かったので、新鮮だと思うと同時にかなりしんどい思いをしながら演じたのを覚えています。
小松:真希はどうにか戦い方を探して、つねに強がってはいましたが、実際は全く戦えていませんでした。あの戦いの最中、自分では呪霊に太刀打ちできないというジレンマに襲われていたと思います。でも、この戦いがなければ集わなかったチームなので…最初見た時、すごく不思議な組み合わせだと思いませんでした?(笑)。
津田:だよね? 最初すごい違和感があった(笑)。
中田:ナナミンが困惑してましたよね(笑)。
小松:移動中とかどんな会話をしていたんでしょうね? 戦いを通じてやっと会話できてる感じがありました(笑)。
中田:第1期では直毘人の出番が少なかったこともあって、今回やっと見せ場があると思って気合を入れてアフレコに挑みました。本当は五条悟の封印を解いてやりたくないくらい禪院家と五条家には溝があるようですが、直毘人なりに「五条がいないと人類が終わってしまう」という危機感があって、しぶしぶ腰を上げたんだと思います。でも、敵が想像以上に強かった…。
――その第38話、39話で、自身の演じるキャラクターのポイントや見どころになったと感じられるシーンを教えてください。
津田:七海は責任感を背負って戦いに挑んでいるタイプだと思います。自分の命がどうこうというよりは、この状況をどうにかしなければ、ということに意識が向いている。でも、精いっぱいの力を出しても陀艮にはなかなか決めの一手を入れられず、「やばい」と思っていたでしょうね。そんな中での、伏黒くんの参戦。ありがたいと思う反面、きっと彼に助けられることをふがいなく感じたのではないでしょうか。
小松:恵だけじゃなくて、得体のしれない人間(甚爾)もヌルンって入ってきますからね(笑)。真希はフィジカルの部分では一番自信があったのに、自分と同じ呪力がない人間で、自分よりも強いということに絶望したと思います。それでも折れずになんとか踏みとどまって戦おうとしているのですが、全然歯が立たない…。そのもどかしさが後々の反動にはなっていくんですけどね。
中田:直毘人に関しては、きっと原作ファンの方はあのシーン、あのせりふに期待しているんだろうなと思ってプレッシャーはありました。ですが、皆さんと一緒にアフレコ出来たおかげで演りやすかったです。
――「渋谷事変」もいよいよ後半戦。これからの戦いへの意気込みや、視聴者へのメッセージをお願いします。
津田:ここから先の話数はさらに緊張感も増していきますし、同時にしんどい時間も増えていきます。視聴者の皆さんにも我慢を強いる作品だと思いますが、その緊張感も見ている皆さんと一緒に作り上げられたらと思っています。1話たりとも、1秒1瞬も見逃さないでいただけたらと思います。
小松:「渋谷事変」は「呪術廻戦」の“核”になっている物語だと思います。どこで行われている戦いも見逃せない展開になっていますし、それぞれの人生がかかっているので、その魂削る戦いをぜひ体感していただければうれしいです。
中田:戦いもどんどん苛烈を極めていき、それぞれのキャラクターの見せ場もたくさんあります。僕も視聴者の皆さんと一緒で、アニメの放送を楽しみにしています。これからの展開も、ぜひ一緒に追いかけていきましょう!
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