菅野美穂が主演を務める「ゆりあ先生の赤い糸」(毎週木曜夜9:00‐9:54、テレビ朝日系)の第2話が10月26日に放送。第2話では、ゆりあ(菅野)の癒やしである便利屋・伴(木戸大聖)が活躍。11月2日(木)放送の第3話でも伴による胸キュンパートに期待する声が上がっている。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】ピンチ…!偽物の武器を向けられるゆりあ(菅野美穂)

■「ゆりあ先生の赤い糸」を紹介

同ドラマは、2023年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和の「ゆりあ先生の赤い糸」(講談社)が原作。夫の介護、愛人との同居、嫁姑問題などを痛快に乗り越える、かつてない地味でタフで明るい、平凡な“主婦ヒロイン”の姿を描く。

■「ゆりあ先生の赤い糸」第2話を振り返る

突然倒れて昏睡状態に陥った夫・伊沢吾良(田中哲司)を、自宅で介護し始めた主婦・伊沢ゆりあ。その矢先、介護に協力するため家に出入りすることになった夫の“彼氏”・箭内稟久(鈴鹿央士)に続いて、吾良のことを「パパ」と呼ぶ幼き姉妹、小山田まに(白山乃愛)と小山田みのん(田村海夏)が家を訪ねてきたのだ。

母親である小山田みちる(松岡茉優)が入院したため、吾良に病院に来てほしいとお願いしにやって来たという姉妹。愛する夫には“彼氏”のみならず、“彼女”と“隠し子”もいたのかと、いつもはドッシリ構えているゆりあも、この衝撃の事態には激しく動揺。

「離婚」の二文字までもが頭をよぎるが、そんなゆりあに稟久は思いがけない言葉を投げ掛ける。「このままでは収拾がつかない」とゆりあは意を決し、みちるの元を訪問することに。

姉妹が伊沢家に突撃したことを聞いたみちるは申し訳なさそうに謝罪し、2人を預かってもらうため、長らく別居中の夫・小山田源(前原滉)に連絡しようとする。しかし、“とんでもない問題”を抱えた源から 母を守りたい一心で、妹と2人だけで留守番すると言い、連絡を阻止しようとするまに。

そのけなげな姿を目の当たりにしたゆりあは、姉妹を預かると申し出る。突然始まった“隠し子”との同居に、ざわつく伊沢家。そんな中、源がいきなり伊沢家に押しかけてくる。

ゆりあ癒やしは便利屋

木戸演じる便利屋・伴優弥は、ゆりあにとって唯一の癒やしといっても過言ではない。伴は、自宅で夫の介護をすることになったゆりあの家の改装を請け負い、同ドラマ内では、何かと頼りになる存在である。

そんな伴は裏表がない性格で、自分の気持ちに正直であり、誠実な男。また、妻と別居中で、一人息子のワンオペ育児に奮闘中だという。

そんな伴は、息子の名前が偶然にも「優里亜」だったため、ゆりあと意気投合。ゆりあから刺しゅうを習うようになり、恋心を抱いていくというキャラクターなのだ。そんな伴に胸キュンしないわけがない。

■伴がヒーローのように登場

第1話からゆりあを胸キュンさせていた伴。第2話では、武器を振り回し暴れる源からゆりあを守り、ゆりあだけではなく、視聴者も胸きゅんさせた。

家庭をめちゃくちゃにした報いだと、吾良に偽物の刀を向ける源。ゆりあは、自身もおびえていたはずだが、子どもであるまにを守らないといけないと思い、「やるなら本気でやれよ」と源に立ち向かっていく。

そんなゆりあに驚いた源は、ゆりあに追い詰められ、吾良に刀を振り下ろす。誰もがもうだめだと思った瞬間に伴が登場。伴は、刀をつかみ、源から刀を奪う。その後、震えるゆりあを落ち着かせるように「大丈夫っすよ」と優しく声を掛け続けた。その姿はヒーローのようだった。

ゆりあと伴に恋の予感…

ゆりあの格好いい基準は常に自分の父親だった。だからこそ、まにの父親である源に、女の子にとって父親が大事であること、子どもの前だけは格好よくいましょうと諭すゆりあゆりあのその言葉は、伴にも響いていた様子だった。

その後、見積もりの終わった伴に、ゆりあはお礼を告げる。すると、伴は自分の母親が祖母の介護をしており、大変な思いをしていたことや疲れていた時期があったことを打ち明け、「伊沢さんにもゆっくりできる日があったらいいっすね」と笑顔で話した。

伴にとっては、何気ない言葉だったかもしれないが、いろいろなことが起きているゆりあにとって、その言葉は心にジーンと染み渡ったはず。ゆりあ癒やし続ける伴に、X(旧)では「伴くん好き」「胸キュンが止まらない…!」「このドラマ唯一の癒やし」という声が寄せられた。

その一方で、「ゆりあと付き合う?」「どうなっちゃうのこの2人」「絶妙な距離感がじれったい」と、第3話以降のゆりあと伴の恋の行方を気にする視聴者も続出している。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

ゆりあ(菅野美穂)を安心させようとする伴(木戸大聖)/(C)テレビ朝日