一般社団法人森を守るクリスマスリース協会(代表理事:恒吉牧子、所在地:静岡県静岡市駿河区中田3-2-13)は、森林を整備する木こりの活動や、植林活動を支援する手段として「森を守るクリスマスリースプロジェクト」を、2023年11月30日まで開催中。
本プロジェクトは、森林整備で発生したスギやヒノキの枝葉を、クリスマスリースの材料として活用し、ご支援いただいた全国の皆さまにお届けする体験型SDGsプログラムです。クリスマスリース作りを楽しみながら、「森を守るとは、一体どういうことか?」を学ぶきっかけもご提供します。

  • 「森を守るクリスマスリースプロジェクト」とは

森林整備で発生したスギやヒノキの枝葉を、クリスマスリースの材料として活用し、ご支援いただいた全国の皆さまにお届けしています。ご自宅に、スギやヒノキの枝葉、松ぼっくりなどの実物、ワイヤーやリースベースなど、クリスマスリースのキットが一式届く返礼品や、すぐに飾ることができる完成品のリースリース5個分やリース10個分に相当するワークショップ用材料をまとめて配送する返礼品もあります。2021年から始まった本プロジェクトは、森林を整備する木こりの活動や、植林活動を支援する手段として、毎年1年に1度実施。いただいたご支援は、リースの材料費や配送料、植林の苗木の費用、木こりの活動支援費にあてさせていただきます。

  • プロジェクトの背景

世界では山火事の発生が絶えません。チリ、カナダギリシャフランススペインポルトガルハワイのマウイ島など。地球温暖化によって、山火事の頻度も増え、森林の焼失範囲も拡大しているのが実状です。一方、日本では「森の少子高齢化」が進んでいます。国土の7割が森林にもかかわらず、必要な木材を輸入に頼り、国産の木材の需要が減ったことにより、木こりも減少しています。そのため、森林整備も追いつかず、新しい苗木が植えられず、高齢の木々ばかりが残り、「森の少子高齢化」状態に陥っています。

健全な森林を維持するためには、私たちが国産の木材を使うこと、木こりに木を伐ってもらうこと、新しい苗木を植えること、それらを育てること。このように、森林を取り巻く課題は山積しているため、森林を整備する木こりの活動や、植林活動の支援がより求められています。

  • 木材の地産地消を目指した、今年の取り組み

今年は、木材の地産地消を目指し、サテライト会場に奈良県が加わりました。 昨年までは、富士山麓の森林整備で発生した枝葉を全国の皆さまにお届けし、ご支援いただいた苗木は、静岡県の朝霧高原に植林しました。しかし、本プロジェクトが全国各地で同時多発的に実施できれば、それぞれの地域で、森林整備や植林を促すことができ、健全な森林を維持することができます。 また、返礼品の配送に伴う、温室効果ガスの排出低減にも繋がります。

  • 一般社団法人森を守るクリスマスリース協会

本協会は、森林を整備する木こりの活動や、植林活動を支援する手段として「森を守るクリスマスリースプロジェクト」を実施しています。木材・枝葉の活用の機会を作りながら、森林について学ぶきっかけをご提供しています。現在は、富士山麓と奈良という2拠点での開催ですが、今後の展望はプロジェクトを全国に広げていくこと。今植えた苗木は、50年かけて、1本の木に成長します。つまり「木材を切って、使って、植えて、育てる」という正常な循環が、一回りするには50年かかるということ。 このサイクルが二回りしてこそ、初めて循環を生み出せている!と私たちは考えているため、プロジェクトタイトルに、50年後100年後のこどもたちに…と明言しながら、この活動を継続してまいります。

配信元企業:一般社団法人森を守るクリスマスリース協会

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