マインツは2日、ボー・スヴェンソン監督を解任したことを発表した。なお、U-23ヘッドコーチを務めていたヤン・ジーヴェルト氏がトップチームのコーチに就任することも明らかになっている。

 現在44歳のスヴェンソン監督は、現役時代にコペンハーゲンボルシアMGマインツなどでプレー。2014年に引退後は指導者に転身し、これまでマインツの下部組織や、FCリーフェリング(ザルツブルクのリザーブチーム)などの監督を歴任後、2021年1月にマインツの監督に就任した。

 就任後にチームを好転させて2021-22シーズンを8位で終えると、2022-23シーズンも9位で終わるなど、2年連続で一桁順位へと導いたスヴェンソン監督。しかし、今シーズンは開幕から不振に陥り、ブンデスリーガ第9節終了時点で3分け6敗、唯一の未勝利チームとなっているほか、11月1日に行われたDFBポカール2回戦ではヘルタ・ベルリン(2部)に0-3で敗れて2回戦敗退にもなっていた。

 解任されたスヴェンソン監督はマインツのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「本当につらいお別れだが、その時が来てしまったと感じている。私がゼロファイバーになって16年が経った。私は信じられないほど、多くのことを学び、チーム、ファン、街で多くの素晴らしい人々と出会うことができた。私の子どもたちはここで育った。ここでの経験が私の人生を形成している」

「残念ながら、ピッチ上での状況のせいで誰もクラブより上にいないと見なされている時期が来た。状況を改善させるためにすべての力を終結する時が来た。残念ながら、私はその一部になれないが、それが現実だ。クラブとチームはこれまで以上に、私たちを形成した一体感を必要としている」

解任となったスヴェンソン監督 [写真]=Getty Images