株式会社エムティーアイ(以下、「当社」)は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下、「AMED」)により実施される研究「働く女性の健康に関する非薬物的介入のシステマティックレビューと職域における女性の健康保持増進に向けたガイドライン作成」の外部組織委員会に2023年10月6日より参画いたしましたのでお知らせいたします。
≪当社参画の背景≫
当社は、女性の健康情報サービス『ルナルナ』を2000年より運営し、「すべての女性に寄り添い、社会の変化を後押しすることで、女性の幸せの実現に貢献する。」というミッションのもと、ライフステージや悩みにあわせ、あらゆる女性の健康を支援してきました。また、当社グループ会社では、働く女性の健康課題改善をサポートする法人向けフェムテック※1サービス『ルナルナ オフィス』を運営しており、女性がより自分らしく輝ける職場づくりを支援しています。
この度、本研究の外部組織委員会に参画し、20年以上にわたり女性の健康を支援するサービス提供で培った知見を生かし、社会全体で女性に寄り添いあえる環境づくりへの貢献を目指します。
≪研究概要≫
◆研究タイトル
「働く女性の健康に関する非薬物的介入のシステマティックレビューと職域における女性の健康保持増進に向けたガイドライン作成」
◆研究内容
2018年に経済産業省が行った健康経営普及推進・環境整備等事業の調査※2では、勤務先における「働く女性」に対するサポート・配慮の有無の項目において、一般モニター群では職域の健康施策で生理休暇が21.1%と一番高く、次いでがん検診受診促進が13.1%、検診や受診のための有休休暇制度が9.9%、がん治療と仕事の両立支援や不妊治療の休職制度などが5%未満となっていました。サポート体制があるという回答もあるものの、選択肢として挙げたサポート体制の中で1つもないという回答も39.0%あり、就労女性への健康対策は大きく遅れていることが明らかになりました。
本研究では、職場における就労女性の健康増進を目的としたチェックリストを開発します。先行研究において準備した計60項目のアクションチェックリストをたたき台として、一般職域の女性就労者や労務担当者、産業保健スタッフなどステークホルダーの意見聴取を行い、チェックリストを利用しやすいものにしていきます。最終的には、このチェックリストを利用することで、女性が自身の健康のみならず、キャリアと私生活を両立させ継続して就労できることを目指します。
◆プログラム・スーパーバイザー/オフィサー
中山 健夫先生(ヘルスケア社会実装基盤整備事業プログラム・スーパーバイザー)
大須賀 穣先生(同プログラム・オフィサー)
堤 明純先生(同プログラム・オフィサー)
野出 孝一先生(同プログラム・オフィサー)
木下 彩栄先生(同プログラム・オフィサー)
◆研究班メンバー
野村 恭子先生 秋田大学大学院医学系研究科 衛生学・公衆衛生学講座
辻 真弓先生 産業医科大学 医学部 衛生学
野原 理子先生 東京女子医科大学 医学部衛生学公衆衛生学講座公衆衛生分野
寺田 幸弘先生 秋田大学大学院医学系研究科 産婦人科学講座
◆研究実施期間
詳細:https://www.amed.go.jp/koubo/12/02/1202C_00010.html
★『ルナルナ』について:https://sp.lnln.jp/brand
ライフステージや悩みにあわせて女性の一生をサポートする健康情報サービス。
生理日管理をはじめ、妊活・妊娠・出産から、ピルの服薬や医療機関の受診支援まで、女性の健康全般をサポートします。アプリの累計ダウンロード数は1,900万以上(2022年12月時点)で、蓄積されたビッグデータを用いて、独自の予測アルゴリズムを確立し、より精度の高い排卵日予測も可能です。
2020年11月には20周年を迎えたことを機に、教育プロジェクト「FEMCATION※3」を開始。年齢や性別を問わず誰もが女性のカラダやココロについて正しく知り、理解しあうことを目的とした学びの場を創出することで、社会全体で寄り添いあえる環境づくりを目指します。
★『ルナルナ オフィス』について:https://prtimes.jp/story/detail/b3QkVeHDzRx
産婦人科に特化したオンライン診療サービス『ルナルナ オンライン診療』を活用し、女性の健康課題改善から効果検証までを一気通貫でサポートする、株式会社LIFEMが運営する法人向けサービス。月経やPMSの症状から、妊娠や不妊、更年期症状に関するセミナーや産婦人科医への相談まで、幅広いライフステージの働く女性をサポートしています。
月経・妊活・更年期に対して、オンライン診療の実施から効果検証まで可能なスタンダードプランと、一部機能を簡易化し女性従業員1名からでも利用可能なライトプランから選択できるほか、実態調査や各セミナー単体の実施など、企業のニーズに合わせた支援を実施します。
※1 フェムテック:女性(Female)と技術(Technology)を組合わせた造語。女性が抱える健康課題をテクノロジーの力で解決するもの。
※2 平成29年度健康寿命延伸産業創出推進事業(健康経営普及推進・環境整備等事業)調査報告書 P.77
※3 FEMCATION:FEMALE(女性)とEDUCATION(教育)を掛け合わせた造語。
※『ルナルナ』 「FEMCATION」は株式会社エムティーアイの登録商標です。
配信元企業:株式会社エムティーアイ
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