シンプル・堅牢・自律的なエッジコンピューティングのリーディングプロバイダーである、米ストラタステクノロジー(本社:米国マサチューセッツ州メイナード)の日本法人、日本ストラタステクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区)は、本日、次世代のフォールトトレラント(無停止型)コンピューティングプラットフォームである「Stratus ztC Endurance(TM)(ストラタス・ジーティーシー・エンデュランス)」を発表しました。40年以上にわたる無停止コンピューティングの知見とイノベーションに基づいて設計されたフォールトトレラントテクノロジーによる、セブンナイン(99.99999%)の可用性と、高いパフォーマンス、優れた保守性、容易な管理を提供します。

シンプル・堅牢・自律的なエッジコンピューティングのリーディングプロバイダーである、SGH (ナスダック:SGH)メンバー、米ストラタステクノロジー(本社:米国マサチューセッツ州メイナード、最高責任者(SGHインテリジェントプラットフォームソリューション社長):デイブ・C・ロレーロ、以下「ストラタス」)の日本法人、日本ストラタステクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松本芳武、以下「日本ストラタステクノロジー」)は、本日、次世代のフォールトトレラント(無停止型)コンピューティングプラットフォームである「Stratus ztC Endurance(TM)(ストラタス・ジーティーシー・エンデュランス)」を発表いたします。

このプラットフォームでは、障害を予測するインテリジェントなフォールトトレランス技術によるセブンナイン(99.99999%)の可用性と、第4世代インテル(R)Xeon(R)スケーラブル プロセッサーなどの最新世代のテクノロジーコンポーネントを採用しパフォーマンスの向上を実現しています。「ztC Endurance」は、無停止を実現するソフトウェアとハードウェアを一体化したプラットフォームで、プロアクティブな健全性モニタリングや、ミッションクリティカルアプリケーションを停止することなく保守が可能な、優れた保守性も提供しています。

「ztC Endurance」の出荷開始は2024年6月を予定しています。

価格は、大規模データセンター及び大規模プラント向け「ztC Enduranceモデル7100」は、参考価格:15,487,000円~(税別)、17,035,700円~(税込)。遠隔オフィス及び中規模プラント向け「ztC Enduranceモデル5100」は、参考価格:8,859,000円~(税別)、9,744,900円~(税込)。エッジの現場及び小規模プラント向け「ztC Enduranceモデル3100」は、参考価格:5,573,000円~(税別)、6,130,300円~(税込)。

日本市場における販売目標は、初年度にVMwareモデルを100台、Windows、RedHat Enterprise Linux対応モデルのリリース後の3年後には年間1000台です。

■ビジネス環境の変化とテクノロジーの進化が求める次世代のフォールトトレランス

デジタル化が進み、データの重要性が高まっている現在、業務効率とシステムセキュリティを向上させ、ビジネスの継続と成長を促進するためのソリューションが必要とされています。

データ量や処理量の爆発的な増加、企業や地域の枠を超えたグローバルサライチェーンの進化、AI技術の活用など、ビジネス環境の変化やテクノロジーの変化により、それを支えるプラットフォームにも、長期にわたって運用が可能で信頼性が高く、容易な保守と高いコスト効率が求められます。

「ztC Endurance」は、そのような市場のニーズに応える高性能で柔軟な次世代のフォールトトレラント・プラットフォームです。「ztC Endurance」の「止まらない」運用、システム基盤に求められる高いパフォーマンス、そして運用面で重要な優れた保守性・管理性は、ユーザーがITインフラの運用管理や保守対応に奔走することなく、本来の業務に注力できるように設計されたものです。

■ 「ztC Endurance」の新機能と特長

「ztC Endurance」は、ストラタスが今まで提供し続けてきた、システムのダウンタイムとデータ損失の排除、標準的なオペレーティングシステムアプリケーションを変更することなく利用できるという利便性を継承しています。特別なスクリプトを追加しなくてもシステムの無停止が提供され、プロアクティブに状態監視を行うため、ITの特別な専門知識がなくても、ミッションクリティカルアプリケーションや高いパフォーマンスを必要とするソフトウェアを安定して運用することが可能です。

 

●「ztC Endurance」プラットフォームの革新的な新機能と特長は、以下の5点です。

1)高度な予測技術

「ztC Endurance」は、障害を予測することによりダウンタイムを排除するフォールトトレランス技術を用いています。これは、スマートエクスチェンジ機能(Smart Exchange(TM) )を備えたStratus Automated Uptime Layerにより可能になりました。これにより、ハイパーコンバージドインフラストラクチャなどの他のクラスターシステムに比べ、障害につながる可能性のある個所をより広範囲に追跡することで、システムの運用に影響が出る前に修正措置を自動的に実行します。

2)卓越した保護機能

このプラットフォームは、99.99999%のシステム可用性と組み込みハードウェア及びソフトウェアのセキュリティ機能により、データの整合性を確保し、処理中のアプリケーションデータの損失を防ぎます。サードパーティのサイバーセキュリティアプリケーションを使用することで、お客様のデータ資産を保護します。

3)容易な管理

「ztC Endurance」は、リモート監視機能と管理APIが提供されており、管理も簡素化されています。このプラットフォームはオープンシステムのため、ユーザーにとってなじみがある標準的なIT ツールやシステムと相互運用可能です。標準のオペレーティングシステムには何の変更も加えることなく、このフォールトトレラントアーキテクチャー上で実行可能です。

4)優れた保守性

「ztC Endurance」は冗長性のあるモジュール式で設計されています。コンピューティング、I/O、ストレージ、電源の顧客交換可能ユニット(CRU)が各2台搭載されています。このユニットは専門知識や特別な工具がなくてもシステム稼働中にホットスワップが可能で、効率的な運用を可能にします。

5)高い処理能力

このプラットフォームには、第4世代インテルXeonスケーラブル「Sapphire Rapids」プロセッサー、高速NVMe、耐障害性を持つ高性能 DDR5 メモリーなど、最新のテクノロジーが搭載されています。これにより、ミッションクリティカルアプリケーションや、高度で複雑なアプリケーションを実行するために求められるフォールトトレランスと高いパフォーマンスが実現されました。

注:セブンナイン(99.99999%)のハードウェア可用性の実現のためには、ストラタスの認定したパーツの使用と

サポート契約、および適切なシステムアップデートの実行という要件に従うことが必要です。

■米ストラタステクノロジーのコメント:

米ストラタステクノロジーの最高責任者である、SGHインテリジェントプラットフォームソリューション社長のデイブ・C・ロレーロは次のように述べています。「『ztC Endurance』は、フォールト トレランスにおける当社の42年間にわたる革新の集大成であり、あらゆる業界のお客様に最高のシステム可用性をご提供するものです。当社のこの新しいコンピューティングプラットフォームは、99.99999%の可用性、最新のシステム アーキテクチャ、および高いパフォーマンスにより、お客様のビジネスに貢献します。「ztC Endurance」は将来の技術革新にも対応可能なプラットフォームで、長期にわたってデジタルトランスフォーメーションを推進するものです。」

 また、SGHインテリジェント プラットフォームソリューション 製品およびソリューション担当副社長、ダラ・アンブローズは以下のように述べています。「『ztC Endurance』は、ストラタスの長年にわたる計画、開発、テストを経て開発されました。ストラタスは1,000社以上の顧客における 1 億時間以上のコンピューティング実行時間を分析し、『ztC Endurance』を設計しました。このフォールトトレラント・プラットフォームは、パフォーマンス、コスト、保守性、管理性のどれをとっても妥協を許さないもので、お客様のアプリケーションの可用性を最大限高めています。」

 

■お客様のコメント

「ストラタスの長年の顧客として、『ztC Endurance』がゲームチェンジャーになることがわかりました。」と、TIGA社AVEVA Cloud IIoT技術責任者のジョエル・ボイヤー氏は述べています。「ベータテストでは、システムは期待を完全に上回るものでした。コンソールコマンドは直感的で使いやすく、簡単に操作できました。当社は『ftServer』や『ztC Edge』などのストラタス製品にも満足していますが、今後お客様に『ztC Endurance』をどのように提案できるか、楽しみにしています。」

また、IDC社クラウドおよびエッジインフラストラクチャー・サービス、リサーチ・バイスプレジデントのデイブ・マッカーシー氏も次のように述べています。「障害を予測して防ぐ、インテリジェントなシステム健全性管理、無停止の可用性、データの可視性は、デジタルトランスフォーメーションを進める企業にとって非常に重要です。エッジコンピューティングは将来へ続くステップの基盤であり、ストラタスは次世代のソリューションとパフォーマンスを求める企業にとって何が可能かを示しています。」

■「ztC Endurance」ラインナップについて:

「ztC Endurance」プラットフォームはさまざまな顧客のニーズに応じた3種類のモデルが提供されています。

・ 「ztC Enduranceモデル7100」:大規模データセンター及び大規模プラント向け

参考価格:15,487,000円~(税別))、17,035,700円~(税込)。

・ 「ztC Enduranceモデル5100」:遠隔オフィス及び中規模プラント向け

参考価格: 8,859,000円~(税別)、9,744,900円~(税込)。

・ 「ztC Enduranceモデル3100」:エッジの現場及び小規模プラント向け

参考価格: 5,573,000円~(税別)、6,130,300円~(税込)。

                                                     

■ストラタステクノロジー社について

1980年創業以来、ストラタステクノロジー社(創業時:ストラタス・コンピューター社)は、「ストラタス」ブランドで、40年以上高信頼性コンピューターのトップベンダーとしてビジネスをグローバルに展開し、世界中のお客様に対して、人命、資産、そして収益を保護してきました。

現在、リスクや不確実性を最小限に抑え、ビジネスの成果を最大限に高めるために、多くの企業で業務のデジタルトランスフォーメーションが進められています。ストラタステクノロジー社は、そのような変革を推進するビジネスリーダーのために、導入と保守が容易で、システムの停止やセキュリティの脅威から保護された自律的な「ゼロタッチ エッジコンピューティング プラットフォーム」を提供し、ビジネスクリティカルアプリケーションの継続的な可用性を保証しています。Fortune500のグローバル企業をはじめとした、世界各国の幅広い業界、規模のお客様に対し、エッジ、クラウド、およびデータセンターで稼働するアプリケーションに安全に情報を送信し、データを実用的なインテリジェンスへと変化させ、稼働時間と効率を向上させる支援を継続的に行ってまいります。詳細はwww.stratus.com/jpをご覧ください。

<お問い合わせ先>

日本ストラタステクノロジー株式会社マーケティング部

TEL: 03-3234-5562、FAX:03-3234-6733

E-mail:marketing.jpn@stratus.com

URL:www.stratus.com/jp/

※Stratus、Stratusロゴ、ztC Endurance、ztC Enduranceロゴは、Stratus Technologies Ireland, Ltd.の登録商標または商標です。

※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

※参考画像:

「Stratus ztC Endurance」製品画像

ツールレスで交換可能、冗長性のあるモジュール設計のコンピュートモジュール

「Stratus ztC Endurance」ラック設置参考画像

  

配信元企業:日本ストラタステクノロジー株式会社

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