アーノルド・シュワルツェネッガーは、「全くためらわずに」ストライキ中の俳優たちを助けるため、100万ドル(約1億5000万円)を寄付したという。オーストリア出身のシュワルツェネッガーは、アメリカで成功を収め巨額の富を得たことから“お返し”をしたいと考えているそうだ。

シュワルツェネッガーは、タウン・アンド・カントリー誌にこう話している。

「自分だけの力で成功したのではないと気付くと同時に、お返しをしないといけないと気付くんだ。そして誰かのために何かをすることがどれほど気持ちのいいものか気付いた時に、それが血の中に入ってくる」
「もちろん私はお返しをして他の人々を助けることに大きな喜びを感じているよ」
「私はアメリカで巨額を稼いだ。だから、ストライキの影響で苦しんでいる貧しい人々のために全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)に100万ドルを寄付することに関しては全くためらいはなかった。私が稼いだ財産は、アメリカのおかげだ。だから、とても大切なことのために、喜んでその一部を寄付するよ」

シュワルツェネッガーのほかにも、レオナルド・ディカプリオマット・デイモンジョージ・クルーニー、ジェニファー・ロペスベン・アフレックジュリア・ロバーツ、メリル・ストリープハリウッドの大御所俳優達がストライキに100万ドルを寄付している。

現在は終了している全米脚本家組合(WGA)のストライキに続き、待遇向上やAIの使用などを巡り7月に開始した同ストライキにより、俳優達が撮影や作品の宣伝活動などをできない状態が続いている。