歌手セリーヌ・ディオン(55)が、およそ3年半ぶりに公の場に姿を現わした。セリーヌは昨年12月、稀な神経疾患である「スティッフパーソン症候群SPS)」と診断されたことを明かし、ワールドツアーの残りの日程をすべてキャンセルしていた。そんなセリーヌは3人の息子達と一緒に、米ラスベガスで開催されたアイスホッケーの試合を観戦し、故郷カナダのチームのロッカールームを訪れた。

セリーヌ・ディオンは2019年9月18日カナダのケベック公演を皮切りにワールドツアー『Courage』を開始した。しかし2020年3月8日の米ニュージャージー州での公演後、パンデミックのためにツアーが延期となった。

2021年10月には声明文を発表し、予期せぬ病状のため翌11月から開催予定だった米ラスベガスの定期公演をキャンセルすることを伝えた。

そして2022年12月、セリーヌは稀な神経疾患である「スティッフパーソン症候群(SPS)」と診断されたと明かし、今後のワールドツアー日程は延期すると発表。今年5月には、体調不良のためワールドツアーがすべてキャンセルされた。そのため、セリーヌは2020年3月のニュージャージー公演を最後に、ステージに立つ姿が見られなくなっていた。

そんなセリーヌが、およそ3年半ぶりに公の場に元気な姿を現わした。

セリーヌは現地時間10月30日、米ネバダ州ラスベガスにある「T-モバイル・アリーナ」で開催されたNHLナショナルホッケーリーグ)の「ベガス・ゴールデンナイツ」対「モントリオール・カナディアンズ」の試合観戦に訪れていた。

セリーヌはこの日、亡き夫との間にもうけた3人の息子達、レネ・チャールズさん(22)、双子のエディ君とネルソン君(ともに13)と一緒に来ていた。

カナダのケベック州出身のセリーヌは現在、3人の息子達とラスベガスの邸宅に住んでいるが、この日は故郷ケベック州を本拠地とするチーム「モントリオール・カナディアンズ」の応援に駆けつけた。そして試合後にはカナディアンズのロッカールームを訪れ、チームのコーチや選手達と対面した。

セリーヌ11月1日に自身のInstagramを更新し、カナディアンズの選手達と交流した時の様子を公開した。

白いキルティングベストを着たセリーヌが3人の息子達と並んだり、親子がコーチや選手達と記念撮影をする姿のほか、セリーヌが選手達と楽しそうに談話する様子などが見られる。

セリーヌは投稿で「月曜の夜、ラスベガスで行われたベガス・ゴールデンナイツとのホッケーの試合後、息子達とモントリオール・カナディアンズを訪問し、とても楽しい時間を過ごしました」と記し、こう続けた。

「彼らはとても良いプレーをしました。試合後に会ってくれてありがとう! 私達にとって忘れられない思い出になりました。良いシーズンを!」

当日の試合では、カナディアンズがゴールデンナイツを上回るパフォーマンスを発揮したものの、シュートアウトの末に3-2で敗れる結果となった。

セリーヌの元気そうな姿を見たフォロワーからは、このようなコメントが続々と寄せられた。

「少しずつ、一日一歩ずつにしてね。みんな本当にあなたを恋しがっていたのよ!」
「素晴らしい姿だ!  僕達はセリーヌに会えなくてとても寂しかったんだ。いつものように笑顔で、楽しんでいる姿をようやく見ることができて、本当に嬉しい。 女王様、大好きだよ!」
「私達のクイーンは、健康的で輝いているわ。」
「僕達はセリーヌがいなくて寂しい思いをしているんだ。どうか近況を教えて欲しい。元気な姿が見られて嬉しいよ。」

画像2~5枚目は『Céline Dion 2023年11月1日付Instagram「My boys and I had such a fun time visiting with the Montreal Canadiens after their hockey game with Vegas Golden Knights in Las Vegas Monday night.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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