現役最強と謳われる番組の看板選手のひとり、森本裕介。2020年の第38回大会で史上2人目となる2度目の完全制覇を達成（2022年撮影／本田雄士）
TBSで毎年年末に放送している究極のサバイバルアタック『SASUKE』。今年で番組開始から26年、第41回大会を迎える。
第41回大会では、番組史上初となるオリジナルキャラクターが登場。『SASUKE』とSNS世代を中心に幅広い層から支持されるアーティスト「COIN PARKING DELIVERY」（コインパーキングデリバリー）がタッグを組み、カメレオンをイメージした忍者を思わせるフォルムのキャラクターが創作された。
このキャラクターは、歴代の出場者同様、人生の坂に本気で挑むことから「坂本さん」と命名され、『SASUKE』出場を目指す101人目の挑戦者として「101番のゼッケン番号」が特別に与えられた。その姿は、今年の出場者に与えられるゼッケンにもプリントされることが決定している。
昨年放送された第40回記念大会では、「栄光のゼッケン番号100番」（＝100人の出場者中最後に登場し、また、最も活躍が期待される者に与えられる）を背負ったソフトウェアエンジニアの"サスケくん"こと森本裕介が、完全制覇まであと1秒と迫る奮闘を見せた。100人の出場者たちが紡ぐ筋書きのないドラマは、今年は、見る者の心に何を残すのか。
■SASUKE
1997年に誕生し、現在では世界160以上の国と地域で親しまれているスポーツエンターテイメント番組。出場者はアスリートから、運動自慢の芸能人、オーディションを勝ち抜いた一般人まで、さまざまな職業につく総勢100人。１st、２nd、３rd、FINALの４つのステージにわかれた障害物をクリアし完全制覇を目指す。先日、『SASUKE』を基に考案された障害物レースを新たに加えた近代五種が、2028年ロサンゼルス五輪の実施競技として採用された
■コインパーキングデリバリー
Ｚ世代を代表する覆面アーティスト。2018年、電車での移動時間にスマートフォンを使用し指で絵を描きだしたことからクリエーション活動をスタート。現代人の必須アイテムでもあるスマートフォンを片手に、「今」という時代ならではの疑問や理想を反映した作品を制作。国内外で高い評価を得る。近年ではデータのみならず、造形、空間、ドローイング、海外のパブリックスペースの外壁など、さまざまな場所でのクリエーション活動を行っている。また、これまで「鉄腕アトム」や「セサミストリート」等数々のアートコラボレーションを仕掛けている
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